ブナ林の里石黒通信   発信元 HP石黒の昔の暮らし編集会
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      下石黒集落で道普請行われる  
2024.11.19
 昨夜より急に気温が下がりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ふるさと石黒では下石黒の道普請が一昨日11/17に行なわれました。
 例年8時半に集合でしたが、今年は柏崎市長選挙当日でもあり、9時に変更して行なわれました。心配された天気も午前は、陽も差しこの時期にしては気温も高く作業ははかどりました。
 参加者は10人で集落在住の方が3人、集落外の市内在住の方が2人、上越市在住の方が2人、そして県外の方が3人でした。
 とくに、県外からのホリキネさんとカネコさんにおかれましては、7日前のカラムシ街道市で、会場と展示を引き受けられて数日前から準備され本当に大変であったと思います。また、お二人ともに御高齢になられ、お家の方も車での往復を心配されているとのことお察しします。
 さて、ふるさと石黒の過疎化は、総戸数28軒、そのうち4集落が3軒以下という現状です。その上、住民の高齢化は平均年齢70才を優に越えているものと思われます。中でも板畑集落住民の平均年齢は85才に近いものと思われます。このような状況下でも数町歩の田畑、祭礼、道普請、花いっぱい運動など活動が行なわれてきました。
これは、他の集落においても同様、大変な御苦労であることとお察しします。
 WEB上の情報によれば限界集落は、全国で2万5千箇所もあるとのことです。国の過疎対策は昭和46年(1971)から現在まで切れ目なく膨大な予算のもとに50年以上にわたり続けられましたが止めることはできず今日に至っています。
 この過疎現象を変えることが出来るのは全国的に被害を生じるような自然災害または人災ではないか、などと恐ろしい事を想像してしまいます。
 近年、国は過疎地への移住者に限らず、その地域と継続的な関わりをもって行き来をする人、いわゆる「関係人口」を増やして活性化を図ることを支援しています。現在、道普請などで、こうして御助力を頂いている皆さんのような方々のことです。とくに近在にお住まいの方々にお願いできれば有難いことです。
 他集落の皆様に置かれましても、道普請大変ご苦労様でした。(情報をお待ちしております)
 皆さま、日に日に寒さが増しますが健康安全に十分ご留意の上お過ごしください。

 
         区長さんより挨拶と作業についての説明
         最も手間のかかる掘割部分の作業
  「この辺で休憩しましょう」とブナ林の木漏れ日の中で談笑
 情報提供 大橋昭作  写真 関矢琢磨 大橋史郎



    快晴に恵まれ、カラムシ街道市賑わいました
 2024.11.11
 皆様お元気でお過ごしでしょうか。
 昨日、11/10に石黒地区で「カラムシ街道風土市-よっくら、らっくら市」が行なわれました。
 
幸い、この時期には珍しい快晴に恵まれ、大勢の方々で賑わいました。町内に留まらず市街地や、小国、別俣地区などからおいでの方々もありうれしい事でした。その一方、石黒地区に在住の皆さんの参加が年々少なくなることが気にかかりました。その原因のほとんどは高齢となり足腰が弱り出歩くことが困難になったためのようです。
 ところで、このカラムシ街道風土市(柏崎七街道観光事業
)が始まったのは平成19年(2007年)ですから今年で17年目になります。
コロナ禍で中止となった年もありますが、小規模の事業体の石黒地区が人口減少が續く中、今日まで続けていることは並大抵の努力ではないと思います。
 今回の実施にあたり、計画、準備、会場、展示、後片付け等々、皆様ほんとうにご苦労様でした。とくに、県外在住の方で会場のみならず作品展示も請け負ってくださったホリキネさん、金子さんに置かれましては数日前からの準備もあり大変であったと御推察致します。

 さて、11月も中旬となり
今後は日に日に寒さが厳しくなることと思いますが
皆様どうぞ、健康安全に留意してお過ごしください。

※スライドショーは後日掲載しますのでしばらくお待ちください。
  
   石黒地区活動拠点施設₋野菜販売、おにぎり・豚汁販売等
    古民家-こだ  お抹茶をどうぞ 一期一会
    農家民宿₋田中  囲炉裏のある座敷-正面はホロ(戸棚)
  古民家-西  薪ストーブの昔の座敷の香りが懐かしい!
        ほりきね₋木工細工とコケ玉つくり
     古民家-金子   石黒の民家-中門馬屋づくり
  いにしの館 石黒校時代の写真、懐かしい! 解説田辺請繁
 
    「ブナの会」による新米おにぎりと豚汁の販売 美味しい
     野菜販売-大根、白菜、カボチャ、里芋等
 情報提供 田辺和幸  大橋政栄  


         カラムシ街道市の御案内
 遅くなりましたがカラムシ街道市についての御案内を致します。期日は来る10日(日)で、時間は午前9時~午後2時までです。古民家巡りは、上石黒では屋号「こだ」、「田中」、下石黒では「西」「ほりきね」「金子」です。なお、活動拠点施設では野菜販売、新米おにぎりと豚汁の販売も予定されています。
 ※
 詳しいご案内は下記の写真をクリックしてご覧ください。今日の天気予報では10日は快晴のようです。一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
                    
 一昨日11/4に都心部は最高気温が26.3度の夏日を記録くわししたとのニュースが放送されています。当方柏崎市では最高気温
22.4度で最低気温は5.6度でした。温度差は実に17度に近いことになります。
 ちなみに、筆者の記憶では、石黒で11月初旬に30㎝ほどの初雪が降り庭の栗の木の枝がすべてが折れてしまった年がありました。

気温差の甚だしい日が続きますが皆さまどうぞご健康にご留意ください。
 情報提供 田辺和幸  


    国道353号線の上石黒~落合集落間の改良工事進む
 ウエブサイト「石黒の昔の暮らし」をご覧くださっている皆様お元気でお過ごしでしょうか。こちらは例年にない寒暖の差の激しい日が続きおどろいております。
 さて、去る20日に編集会は、国道353の落合集落地内の改良工事の様子を見学してきました。請負会社石塚組工事長の大橋幸夫さんのお話では今年度には完工しないとのことですが、工事は予想以上に進んでおり驚きました。 
 しかし、掘割の落合側の入口の接合箇所(下写真参照)の工事は来年度に継続する予定とのことです。
 その接合部分には「自然体験ブナ林」への入り口の工事含まれますが、自然に溶け込む木道設置が計画されているとのことです。
 今年度の工期は11月30日とのことですので降雪前には掘割付近を除きほぼ完成するのではないかと思われます。
 ちなみに、その日、居谷集落までの道路を通ってみましたが、この区間は上石黒~落合に比べると素人目にも難工事となるのではと思われました。本サイト「石黒だより」2006年の記事を見ますと当時の上石黒~居谷までの改良工事の計画がみられます。「国道353の上石黒から居谷集落間の改良工事計画-2006年」を見ますと、その三分の一のルートがトンネルとなっておりました。しかし、現在、上石黒から落合のルートは、地上工事で行なわれております。工法はいずれにせよ、落合~居谷の改良工事も現在の工事に引き続き着工してもらいたいものです。
           
            新落合橋と落合集落ソ
             集落名表示板と花壇付近
             現在の工事現場
            左方に旧道が見られる
 来年度継続工事が予定されている(下石黒の若宮の水田付近) 
                掘割りへの接合部
                前年完成部分
 情報提供 大橋幸夫   写真-編集会  
  資料→大林の掘り割り工事の思い出
  国道353の上石黒から居谷集落間の改良工事計画-2006年



 NPО法人石黒邑「さわらび」第20号のご紹介と、村おこし協力隊員加藤さんの退任のおしらせ 2024.10.2 
 10月に入りましたが、真夏のような暑さに驚いております。今日、10/2、この記事をパソコンに打ち込んでいる
部屋の温度は窓を明け払っていても30℃です。台風17号の影響でしょうか、戸外の気温は33℃です。
 さて、早いものでこの度、NPО石黒邑の機関紙「さわらび」が、第20号の発刊となりました。
※左の写真をクリックしてご覧ください。編集の皆様が毎号工夫をこらしておられることに敬意を表しております。

 さて、大変残念なお知らせですが、昨年より村おこ協力隊員として、ご活躍くださっていた加藤夢恵さんが相手の一方的なルール無視の交通事故に遭われ、後遺症が思うように快癒せずに止む無く協力隊員を退かれることになりました。誠に残念なことであります。
 加藤さんは、赴任以来持ち前の明朗活発な人柄で、住民をはじめいわゆる関係人口と呼ばれる皆さんとも交流を広められるなど、模範的な村おこし協力隊員であられました。在住の皆さんも、ヒマワリの花のような明るい笑顔の夢恵さんがおられなくなると火が消えたような寂しさを感じられることと思います。
 当方編集会も色々お世話になりました。とくに「ふるさとだより」の写真提供等で大変お手数をおかけし感謝しております。
 なお、加藤さんにとって、石黒での住居環境は、厳しい冬、古民家での生活、さぞかしご不便、ご苦労もあったこととお察しいたします。本当にご苦労様でした。
 どうか、一日も早く全快されて、恒例の行事などには、お顔を見せてください。
地域おこし協力隊員加藤夢恵さん退任のお知らせ←クリックしてご覧ください
加藤夢恵さんからの退任の御挨拶←クリックしてご覧ください。




   ふるさと石黒、稲刈りがほぼ終わり、ほっと一息  2024.9.30

 本サイトをご覧くださっている皆様、お元気でお過ごしでしょうか。ふるさと石黒も漸く秋らしい陽気となりました。稲刈り前の連続台風も、新潟県では雨による倒れた稲が一部で(下写真-上石黒-こやのたいら)見られましたが深刻な被害とはならず幸いでした。稲刈りは、新潟県新品種「新之助」(大橋伊勢治さん作付け)を残して全戸で終わったようです。
 皆様も御存じの通り、ふるさと石黒では、年々農家の高齢化が進み、現在80才前半から後半の方々が中心となって頑張っておられます。
 本欄で下に写真を掲載しました板畑のお二人、中村重治さん、中村稔さんも私と同年生まれで86才でおられます。
 また、落合集落の大橋伊勢治さんは83才で7haほどを耕作されています。大方の田んぼは天水田で渇水期には川の水をポンプアップしなければないとのこと。平場の耕作と比較すると数倍の手間暇がかかり並大抵のことではありません。
 今後は、田打ちなどの作業が待っているかと思いますが、どうか、農家のみなさん健康安全に留意されてご活躍ください。


       
中村重治さん(86才)-耕作場地名-みやじ
 8ヨる夜
 
        中村稔さん(86才)-耕作場地名-花坂
 
 
    大橋伊勢治さん(83才)-耕作場地名-こやのたいら
 
 
 本サイトをご覧の皆さまもどうぞお元気でお過ごしください。
 編集会は故郷の農家の皆さまの逞しい気力体力を羨望しております。当方は、目はかすむ、耳は遠くなる、言葉は出てこない、背中は痛い、まさに皆様の爪のアカでも煎じて飲みたい思いです。 (大橋寿一郎)
 報提供-中村稔 中村修(写真)



       地蔵尊祭り行われる   204.8.4
  一昨日(4日)恒例の地蔵峠の地蔵尊祭礼が行われました。この日のため先月の25日に23人もの皆さんによる参道の草刈りが行なわれました。
 幸い、祭礼の9月4日は快晴でしたが猛暑とはならず爽快な日和となりまし
た。参加人数は有坂宮司さんをはじめ柏崎日報、新潟日報の記者さんを含めて15名でした。皆様、大変お疲れさまでした。在住者の皆さんが歳とともに足腰が弱り参加者が激減する中、こうしてたくさんの皆さんが参加くださったことは地元にとって大変うれしい事であります。
 ところで、みなさんは現在の急斜面の参道には驚かれることと思います。
このは急斜面区間は平成年間に改修道路として、付け替えられたものです。それまではつづら折りの道でしたが、大雪の年には雪のために道が崩落して改修が大変でした。それで止む無く付け替えられたのです。上りは
「胸突き八丁」、下りは「背(せな)突き八丁?」で今回もみなさんが難儀をされた様子が写真からうかがわれます
 ちなみに鵜川側からの参道は地質や地形からの違いでしょうか。筆者が主に早春に30回ほど歩いた経験では崩落の記憶はありません。

 胸突き八丁の頂上手前 (背景は「つなぐ棚田百選-花坂」)
           厳かに神事が行なわれる 
        祭礼終了後みなさん歓談する
         有坂宮司さん(上段中央)を囲んでの集合写真
         「せな(背)突き八町?」の下り坂
  情報提供  田辺和幸  春口敏栄



            お知らせとお詫び
 
皆様、本サイトをご覧いただき有難うございます。
 さて、誠に申しわけありませんが、編集会で上記「地蔵尊祭り行われる」の記載中に入力保存の際の不手際から、それ以前の記事(2024年分)をすべて削除してしまいました。あいにくバックアップファイルを作製しておかず、困り果ててしまいましたが、画像は消去されず残りましたので、何とか復活できるかと思っております。幸い、サイトを保存を頂いている国会図書館関西館からも、ご指導を頂き復活の見通しは立ちました。できれば9月中には復元したいと思っておりますが、今後、作業中に予想外のトラブル発生も考えられますので遅れるかも知れません。なににせ、7万余に膨らんだファイルが、管理不十分ときていますので厄介です。
 コンピュータを使い始めた頃(1998年)時に先輩に言われた
「コンピュータ作業はファイル管理に始まりファイル管理に終わる」という忠告が今にして身に染みて思いだされます。
 何卒ご理解くださいます様お願い申し上げます。
  2024.9.10
     編集会 大橋寿一郎



    地蔵峠の地蔵尊への参道の草刈りが行なわれる
 去る25日に、来る9月4日の地蔵尊の祭りのため、参道の草刈りが
行なわれました。作業は午後2時から4時近くまでかかりました。
 参加者は23人で石黒地区から10人、その他NPО石黒邑応援団の皆様、今年は「黒姫山を愛する会」の皆様4人も参加してくださって仕事がはかどりました。作業は上方の急峻な坂道と下方の道とにわけて進められました。途中、一時降雨もありましたが作業は4時少し前に無事終了しました。
皆様、本当にご苦労さまでした。
参考資料-地蔵尊秋まつり
 
                  集合場所
            草刈り作業の様子
        眼下に花坂新田が見えます-矢印のあたり
     上方組の皆様、御堂前で。一時雨、霧が発生
 情報提供 田辺和幸 小林抄吾(写真)
 



      石黒、下石黒で黒姫神社祭礼行なわれる

 上石黒と下石黒の産神(うすな)神である黒姫神社の祭礼が8月27日に行われました。例年のように岡野町の矢代宮司さんにおいでいただき執り行われました。
 準備は午前6時から行なわれ、祭礼は下石黒が9時から、上石黒が10時から行なわれました。
 祭礼への参加人数は上石黒では12人、下石黒では3人でした。各集落とも戸数、人口の激減と高齢化にともない、祭礼の実施が困難な集落が殆どです。すでに本欄でお知らせしました通り板畑では本年の祭礼を最後とすることに決まりました。その他の集落、大野、寄合、落合、下石黒でも板畑と同様な状況にあり、差し迫った課題となっております。
 石黒便り2023年版にも記載しましたが、生まれ故郷の産土神(うぶすながみ)である村の神社は、そこで生まれた人達がどこの地に移住しようとも、その人一生の守り神であると伝えられております。そんなわけで離村された皆様にとっても、かけがえのない神社でありますので廃止は残念なことに違いありません。
 筆者など昭和時代前半の子どもたちにとっては、村の神社は「遊び場」でもあり、特に雨の日には、縁の下から、社殿、天井裏まで駆け回ったことを懐かしく思いだします。
 相変わらず、猛暑が続きますが、皆様どうぞお元気でお過ごしください。
〇各集落の神社一覧
子どもの頃の祭礼の祭礼の思い出

                    祭祀開始
                玉串奉奠
               参拝者拝礼
                       直 会
          
             祭礼の準備の様子
 
 
 
 情報提供  田辺忍 大橋昭作  田辺恵美(写真)



     石黒地区盆踊り大会おこなわれる 2024.8.17
 去る15日。恒例の盆踊り大会が活動拠点施設の駐車場で開催されました。会場準備は各集落の区長と分館推進委員によって当日の午後3時より行われたとのことです。
 また、盆踊りの音頭取りは小堺広幸さん、太鼓は大橋国生さんで行なわれました。参加者は台風7号の接近で帰省客が予定を早めて帰宅したこともあり、30人にとどかず残念でした。それでも皆さん8時から途中休憩をはさみ9時まで賑やかに楽しまれました。
 また、今まで長くご苦労された、音頭取りの大橋良栄さん、中村ユリ子さん、太鼓の大橋伊勢治さんから、音頭取りは小堺さん、太鼓は大橋国生さんに受け継がれたことはとても良かったと思います。
 なぜなら、現在、全国的に生の音頭取りが減少し、録音盤の音頭取りに変わっているからです。もともと、音頭取りは踊りの中心となる役ですから、できるなら生の人間から人間へと伝えられて行くのが望ましいものと思います。石黒では昭和の前半は大抵の各集落には2人の音頭取りがいて交代しながら音頭を採ったものでした。
 先年、各集落に御願いして当時の音頭取りの一覧表を作りました。掲載します。
※昭和前期の頃の盆踊りの音頭取りの一覧表←クリック

               開始前、準備完了
             いよいよ開始です
 音頭取り-小堺広幸さん中央左、太鼓-中央右大橋国生さん
 情報提供・写真  中村稔


      石黒地区レクリェーション大会行われる
 
去る6月2日(日)に、ふるさと石黒地区レクリェーション大会が行なわれました。予定ではレク・ゲームの外に小岩トンネル迄のウォーキングも予定されていましたが雨天のため中止となり、全員がゲートボールや輪投げなどのレク・ゲームに参加されました。
 2時間ほどの短い時間でありましたが、みなさんが楽しい時を過ごされました。年々進む高齢化により、参加人数も内容も限定されますが、何より、全員が参加して楽しめることが肝心な事と思います。
 「レクリェーション」と言いますと私たちの世代では、とかく単なる「遊び」と考えがちですが、その意義について調べますと、「他の人との交流を通して心や体を活性化する活動」と説かれています。
高齢者や子どもに限らず、すべての世代にとっても人間性を高める効果があるとのことです。今後、過疎化と高齢化がいよいよ進むふるさと石黒地区においては、少人数になってもこうした行事は是非続けてほしいものであります。
 とりもなおさず、それは村の活性化であります。将来に向けての活性化は言うまでもありませんが、先ずは、現在(今日)の活性化こそ大切ではないでしょうか。
 さて、昨冬の小雪にくわえ雨が少なく、天水田の多い石黒では数町歩の水田の作付けが出来なかったとのことに驚いております。その上、6月半ばを過ぎた今も入梅の気配もなく、植え付けた水田の今後の水不足も心配されるとのこと、農家の皆さんのご心労をお察しいたします。
 
 
 本サイトをご覧いただいている皆様、今夏も昨年のような猛暑が心配されますが、熱中症など健康安全に注意してお過ごしください。
 
情報提供 小林時吉  加藤夢恵(村おこし協力隊員-写真)



     下石黒で春の道普請が行われる 2024.5.6
5月6日に下石黒集落の道普請が行われました。参加者は在村の方3人、石黒以外の県内から6人、県外から2人でした。作業は朝のの8時半から行なわれ11時少し過ぎに終了しました。例年と同様に側溝にはブナの枯葉が流れ込んでいましたが、このところ雨が降らなかったため水を含まず、今年は作業がはかどりました。それに加え、地名ツマキダのウワムラ(上村)
の道と神社の境内は、近くに別荘や畑のある方が前もって掃除してくださっていたので仕事は例年より短時間で終了することが出来ました。また、例年のことながら金子さん(群馬県在住)所有の重機を借りて区長の昭作さんが操作されて仕事の能率が格段と上がりました。皆様、大変ご苦労様でした。
 下石黒集落も年々、戸数、人口ともに減って現在冬期は3軒で6人と、実に淋しい事です。とはいえ、他集落とて同様な実情です。 さらに言えば、これが全国的に見られる限界集落(約1万5千集落)の実態でもあります。政府も、過疎対策事業債を基金に「集落の維持と活性化)を重要課題の一つにして示しております。
 しかし、今日まで約60年にもわたり次々と打ち出された過疎対策が不発に終わっていることを考えると、一筋縄ではいかない歴史的な流れであることを認めざるを得ません。とくに現在のような極限状況に至った地域への対策は、さしあたり、生活基盤の維持が何より求められます。除雪、道普請、神社、集会場の管理など待ったなしの対策が必要です。
 このような状況の中で限界集落が求めることは、在住の方々の親族やその他有志の方々の応援であります。いわゆる(関係人口)と呼ばれる存在への期待です。聞くところによりますと大野及び板畑集落で空き家を購入したり、新築したりしておられる方がお出でとのこと誠にうれしいことであります。
 また、昨年着任された村おこし協力隊員加藤さんの在住もとても有難い事です。元気はつらつな方が一人住民に加わってくださっただけでも村には活気がよみがえります。
 まさに、現在故郷の活性化は将来ではなく先ずは現在只今の活性化が何より求められていることと思います。その点、地区の伝統行事は地区民の実情に合せて今も実施されていることは喜ばしい事と思います。
 また、NPО法人石黒邑では、味噌づくりや農家民宿田中など将来につながる活動、その他アイディアを駆使して一日喫茶店、山菜祭りなど実施されていることも素晴らしい事と思います。
 また、農事組合法人石黒では、石黒の農業を守ることを目指して15年にわたり活動を続けておられます。慥かに、戸数や人口は激減しましたが皆さんの屈強な石黒魂は健全であることに間違いありません。
 半ボケの頭で余計なことを書きました。各集落の皆さまどうぞ健康安全に留意してご活躍ください。
 ※生家跡に小さな庵を建てて故郷石黒に通いだしてから38年、道普請に参加してから18年(17年前の便り)、86才となった今、振り返ると夢のような気がします。
 歳とともに故郷への思いは募るばかりであります。

               集合写真
し 
       区長さんの挨拶と仕事の段取りの説明
                さあ、作業開始です
    一番骨の折れる仕事、側溝の枯葉や土砂上げです
   この香りは何の花の香りでしょうね? 何と近年森林で暴れ放題の藤の花の香でした 参考資料-故郷の樹木-フジ
     曇りで戸外の作業には快適な天気でした
  情報提供 下石黒区長 大橋昭作 写真-編集会



 
板畑集落で熊野社、最後の祭礼行なわれる 2024.4.15
 
去る15日に板畑の産土神熊野社の祭礼が、岡野町の大倉宮司を迎えて行なわれました。
 神事は村民5人と
2年前から嶽で長ネギ栽培に取り組む有志の代表2人の計7人で行なわれました。
 板畑の熊野社は、創立年月日は不詳ですが天和3年(1683)の見地帳が伝えられています。そこから数えると今から340年ほど前となります。また、ご神体は高柳町史によれば南北朝をくだらないものとされており、その歴史の長さに驚きます。石黒地区では寄合の神明社と共にもっとも古い神社です。
 さて、当日は神事後に今後の祭礼について話合いが行われました。実は、板畑集落は現在4戸、7人で何れも80才台の方々であり来年は更なる戸数の減少が予測されるため祭礼を行なうことが難しい実情です。そんなわけで話合いの結果、今年度の祭礼を最後とすることになりました。
 在住の人々は言うに及ばず現在は他所にお住まいの方にとっても子ども頃に親しんだ神社の存続が危ぶまれることは淋しい事であります。しかし、これが現在の限界集落石黒地区(居谷集落、大野集落、落合集落、下石黒集落など)の実態なのです。
 したがって、このままでは数年後には各集落で社殿の維持管理も難しくなることは明らかであります。国も「過疎地域集落再編整備事業」などの対策を打ち出しているようですが、効力のある政策であることを願っています。
 いずれにしても、故郷の神社は、そこで生まれ子ども時代を過ごした私たちにとって、どこに住もうともかけがのない産土神として心の中に生き続けることは慥かな事と思います。
 本サイトをご覧の皆さま気温の変化の激しい時期でありますが、ど
うぞ健康安全に留意してお過ごしください。
         ブナの若葉に囲まれた社殿   
        玉串奉奠 集落代表中村稔(85才)
     大倉宮司を交えて今後の祭礼について話し合う
 
 
      社殿の天井絵と「〇」に「上」の家紋
     山村の神社では珍しい社殿正面の精工な彫刻
 祭礼を終えての記念写真(屋号-中山さん御夫婦は御高齢で欠席)
 情報提供 中村稔 春口敏栄(写真)


 NPО法人石黒邑「さわらび」第18号のご紹介 2024.4.4
 
漸く春らしい温かい陽気となりました。本サイトをご覧の皆さまお元気でしょうか。NPО法人石黒邑のお便り「さわらび」第18号が発行されましたのでご紹介いたします。
※下写真をクリックして拡大写真をご覧ください。
←調整中
ふるさと石黒も、フキノトウに続きスハマソウひキクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどの花が咲きだしております。
 例年では4月10日前後にブナの葉が開きはじめㇽのですが、今年は2月の気温より例年より高く、その後3月の気温が例年より低かったことから草木の芽吹き開花は例年に比べて若干遅れているいるようです。
 気温変動の激しい時期ですが、皆様どうぞ健康にご留意されてお過ごしください。
         釜坂峠頂上付近-中之坪側
 情報提供NPО法人 石黒邑村おこし協力隊員 加藤夢恵



 
ふるさと石黒、寒気の戻りによる降雪に驚く 2024.3.23
 ここ数日の寒気の戻りに、ふるさと石黒は真冬に戻ったような陽気となりました。石黒では積雪(残雪?)が一気に増えて、上石黒で68㎝、板畑では130㎝とのことです。板畑在住の中村稔さんは彼岸の中日過ぎにこのようなことは記憶にない事とのこと。昨年9月に移住された村おこし協力隊員の加藤夢恵さんからも写真の提供を頂きましたのでご紹介いたします。
 石黒の俗信には「彼岸過ぎても七荒れ」の言葉も見られます。また、本サイト「石黒だより」のBACKナンバー2006.4.23の記事に数㎝の積雪が報じられております。
             上石黒集落   
             農家民宿「田中」
  上石黒集会場前から石黒校跡地近くのブナ林を望む
     3/23 板畑集会場前の積雪(130㎝)の様子
 情報提供 田辺朝男 中村稔  写真₋加藤夢恵


 ふるさと石黒地区の雪まつりが行なわれる 2024.2.12
 
石黒だよりをご覧の皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
 先般の能登半島地震で被害を受けられた方々発生から1か月が経ち徐々に復興も進んでいるようですが、まだまだ不便な生活を強いられておられることと思います。どうか、制限の多い過酷な避難生活、特に健康には十分にご留意くださることを願っております。
 さて、昨日、恒例の石黒地区雪まつりが行なわれました。午前
時から活動拠点施設の裏(元石黒校プール跡)でどんど焼きが行なわれました。準備は前日、担当役員の他、各集落から2人の方が参加して行なわれました。
 また、コロナ禍で取りやめになっていた餅つき大会もも行なわれ、地区内外から沢山の方々が参加されて賑やかに行われました。
 双子を含めた可愛い幼児5人の参加もあり、会場を賑やかせました。この可愛い子どもたちは、15年ほど前に盆踊り大会や雪まつりに参加された在住の皆さんの お孫さんたちの子どもさんでしょう。→石黒地区盆踊り大会2010.8.15
 幸い、雪まつりの行われている間は降雪も止み、春めいた穏やかな天気で有難い事でした。
 どうぞ、皆様、健康安全にご留意されてお元気でお過ごしください。
※スライドショーも作製中です。数日お待ちください。


        どんど焼き会式前に集合写真
       開会式、小林時吉地区代表挨拶
 点火、一気に燃え上がる。御神酒を頂き家内安全、五穀豊穣を祈る
      可愛い参加者たち-初対面で恥かしいよ!
 生まれて間もない双子の赤ちゃんも参加(後方) 前方の兄ちゃん
「ぼくも、餅つきをやりたいよ
    生まれて初めての餅つき・・・がんばれ
   美味しかった! 「つっかけもち(搗きがけの餅)とトン汁
 編集会



        暖冬の陽気がつづく故郷石黒の様子
  
皆様お元気でお過ごしでしょうか。能登半島地震で被害を受けられた皆様におかれましては、まだまだ、不自由の暮らしが続き大変な事とお見舞い申し上げます。
 さて、故郷石黒では今のところ予報どおり暖冬の陽気です。立春を迎えた今日の積雪は上石黒で90㎝、板畑では140㎝です。昨年の記録を見ると、上石黒は175㎝、板畑は260㎝ですから今年はおよそ半分の積雪です。とはいえ、ふるさと石黒の雪は、2月いっぱいは油断ができないことは皆様ご存じの通りです。

 ところで、石黒地区恒例の雪まつりが来る11日午前10時より石黒地区活動拠点施設(旧克雪センター)で行われます。コロナ禍で注視していた餅つき大会、今年度は実施する予定です。皆様のご参加も歓迎とのことです。編集会も是非参加しその様子を「石黒だより」で発信いたします。
 今のところ雨模様の天気が当分続くようですが皆様、どうぞ健康安全に留意してお元気でお過ごしください。
       上石黒屋号「かくえん」から旧屋号「さかもと」を望む
   寄合集落、左より屋号「田中」、正面に「北田」右に「しんたく」
 
 

 NPО法人石黒邑「さわらび」17号のご紹介 2024.1.15.

 
ホームページ「石黒の昔の暮らし」をご覧くださっている皆様いかがお過ごしでしょうか。能登半島地震で被害を受けられた皆様にはその後も大変な生活が続いていること、心よりお見舞い申し上げます。
 さて、この度、NPО法人石黒邑「さわらび」17号が発刊されましたのでご紹介致します。下記の画像をクリックして拡大画像をご覧ください。
 「さわらび」本号によりますと昨年末に石黒応援団への御加入くださった方が100名に達したとのこと誠に有難い事であります。
 また、昨年9月に着任された地域おこし協力隊の加藤さんは、「夢ちゃんが来てくれて石黒が明るくなったよ!」と在住の皆さまに喜ばれ、加藤さんも「全世帯にお茶のみにお伺いしよう!」と積極的に取り組んでおられる様子は私たちにとっても、とてもうれしい事ですのでどうぞ皆さんと交流を深められ充実した日々をお送りください。

 さて、今日は1月15日で小正月です。昭和20年代後半までは石黒は月遅れ正月でしたので、2月15日に小正月の様々な行事が行なわれました。そんなわけで現在の雪まつり(さいの神)も2月15日に近い休日(今年は2/11)に行なわれます。
 新潟県中越地方では今夜から本格的な降雪となり、山沿いでは70㎝の降雪が予想されるとの予報です。(今日の積雪 上石黒65㎝、板畑120㎝)
 ※ 昨夕から大雪注意報が出ましたが、今日1/16の積雪は上石黒の積雪77㎝、板畑は強風のため120㎝で昨日と変わりなしとのことです。
 此の度の能登半島地震での新潟県の被害は、全壊、半壊と一部破損を含め住宅被害数は3,413棟に達したとの事(新潟日報1/15)です。
 どうか、罹災された皆様、この寒さの中での不自由な生活は大変でしょうが健康に留意されます様願っています。
 編集会 大橋寿一郎



能登半島地震の被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。
            2024.1.3
 被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。
 一昨日の能登半島地震には本当に驚きました。家族そろって正月の祝福ムードに依っている最中に襲った震度7の大地震。石川県を中心に亡くなられた方が64人(1/3現在)とのこと。また、全快の家屋も150棟(1/3現在)を越え更に朝市通りの大規模な火災で200棟あまりが焼失したとの報道に胸が痛みます。
 この度の地震は、北海道から九州に及ぶ日本海側全域で揺れを観測するほどの広範囲にわたるものでした。新潟県でも長岡市では震度6弱を記録しております。柏崎市では震度5強で立っていられないほどの揺れてした。
 昨日2日、ふるさと石黒を訪ねてみましたが、家屋の損傷などを含めて被害はなかったとの事でした。(積雪は上石黒33㎝、板畑では55㎝とのことです。
 地震の被害を受けられた皆様、この寒さ厳しい中での避難生活、また自宅での不自由な生活は本当に大変な事とお察し申し上げます。どうか、健康安全に十分ご留意くださいます様心より願っております。

      上石黒集落からイリムキ方面を望む 2024.1.2
   元農協支所あたりから下石黒方面を望む  2024.1.2
 編集会 大橋寿一郎

    新年あけましておめでとうございます 2024.1.1

 


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