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石黒の盆唄  しょんがいや

   石黒の盆唄  しょんがいや   唄 大橋良栄   ※下記ビデオ資料参照        
しょんがいやー、踊りがいの ハァー アリャ サ コリャサ
ヤレ、そろたらお願いだー ヨイヤナー ヨイ コラセー
文句の違いや仮名違い ハァー アリャサ コ リャサ
しばらく御辛抱願います ヨイヤナー ヨイコ ラセー
それでは、ぼちぼち読み上げる ハァー アリ ャサ コリャサ
昔の昔の物語 ヨイヤナー ヨイコラセー
さよの中山通るとき ハァー アリャサ コリ ャサ
身ごもりおなごにひょいといきょた ヨイヤナ ー ヨイコラセー
こちらへなびけと言い寄りし ハァー アリャ サ コリャサ
何とてなびかりょう旅の人 ヨイヤナー ヨイ コラセー
私は帰れば殿持ちだ ハァー アリャサ コ リャサ
あなたも何処にゃ妻もあろ ヨイヤナー ヨイ コラセー
なじょしてなびかりょ旅の人 ハァー アリャ サ コリャサ
なびけやなびかばその身体 ヨイヤナー ヨイ コラセー
刀の試しにしてくりょか ハァー アリャサ  コリャサ
身ごもりおなごは逃げまどう ヨイヤナー ヨ イコラセー
おなごの後ろを切りつけり ハァー アリャサ コリャサ
おなごはその場に崩れたる ヨイヤナー ヨイ コラセー
苦しみもだえる様を見て ハァー アリャサ  コリャサ
一目散に姿消す ヨイヤナー ヨイコラセー
そこへと坊さん通り来て ハァー アリャサ  コリャサ
赤子の泣くよな声がする ヨイヤナー ヨイコ ラセー
流るる清水で産湯をし ハァー アリャサ コ リャサ
衣の裾へとかいくるみ ヨイヤナー ヨイコラ セー
門前寺へと急がれる ハァー アリャサ コリ ャサ
あちらへこちらへもらい乳 ヨイヤナー ヨイ コラセー
1年、2年、みとせ過ぎ ハァー アリャサ  コリャサ
月日のたつのは早いもの ヨイヤナー ヨイコ ラセー
o中音頭
これからだー、エンヤラヤー ハレランリャ ヨイヤセー
岩に咲いたる山野のつつじ ヨイヤサ ヨ イヤサ
なんぼ色好く咲いたるとーても ヨイヤサ ヨイヤサ
人がおらなきゃ、
ハ、ヤーレーサーそのまま果てる ヤレコラセ ー
ヤレサー松と石の サ ヨイサ ヤレコラサ ヤレセガネー
o下音頭
月日のたつのは早いもの ハァー アリャサ コリャサ
13歳の明けの春 ヨイヤナー ヨイコラセ ー
正月2日の正夢に ハァー アリャサ コリ ャサ
どこの何処の人じゃら ヨイヤナー ヨイコラ セー
枕許にと立ち寄りて ハァー アリャサ コリ ャサ
親の敵をとりたくば ヨイヤナー ヨイコラ セー
都に上りて、研ぎ屋しろ ハァー アリャサ コリャサ
研ぎ屋をしながら敵をおば ヨイヤナー ヨイ コラセー
今か今かと待ちわびる ハァー アリャサ  コリャサ
1年待てども現れず ヨイヤナー ヨイコラセ ー
2年経ってもまだ来ない ハァー アリャサ  コリャサ
3年3月明けの春 ヨイヤナー ヨイコラセ ー
刀を持ってきてあつらえた ハァー アリャサ コリャサ
よく見りゃ刀に傷がある ヨイヤナー ヨイコ ラセー
なじょしてできた傷なのか ハァー アリャサ コリャサ
その訳聞かずば研がれよか ヨイヤナー ヨイ コラセー
何を隠そう白状しょう ハァー アリャサ コ リャサ
私が以前の若いころ ヨイヤナー ヨイコ ラセー
さよの中山通るとき ハァー アリャサ コ リャサ
身籠もりおなごにひょいといきょた ヨイヤナ ー ヨイコラセー
私もそろそろ声づかれ ハァー アリャサ コ リャサ
後にも御先生が控えおる ヨイヤナー ヨイコ ラセー

o囃 子
もう一つあげまょうや、音頭とりー様はーヨ、 ヨーヨ
サァーサ、えも疲れましょう、エヘンヤーノ サー

o音頭の交替時
今取った、御先生の声疲れ ハァー アリャサ コリャサ
私がちょいの間 読み上げる ヨイヤナー ヨ イコラセー
文句の違いや仮名違い ハァー アリャサ  コリャサ
しばらくご辛抱願います ヨイヤナー ヨイコ ラセー
それではぼちぼち読み上げる ハァー アリャ サ コリャサ
昔々の物語 ヨイヤナー ヨイコラセー


参考音声資料
  
※大野-大橋熊太郎さんの音頭(録音-1968年)
    (資料提供−大橋良栄)

※大野−大橋良栄さんの音頭-(1968年録音版)

     (資料提供−大橋良栄)

※板畑-中村ユリ子さんの音頭(2012)
 (盆踊りビデオだよりから抽出)

※ションガイヤの文句(歌詞)について

  ションガイヤの言葉の由来
 (前文略)ションガイナは今の「しょうがないな」と同じ意味の言葉で、もう今から300年前の流行歌の囃子文句であった。
 宮城県などでは伊達政宗に始まったという「さんさしぐれか」という歌にもこの囃子がついている。九州の方では長崎県の島々にも、また鹿児島県で開聞嶽を詠じたという「雲の帯してなよなよと」という歌にもこの囃子があり、更に南にいって沖縄県の八重山群島などにも「しょんがいな」をもって終わる哀れな別れ歌があった(以下略)。
(柳田国男著 村と学童 母の手毬歌)

 石Kの村人で九州の炭坑に出稼ぎに行った人の話だが、九州出身の人が故郷の盆踊りとして披露した唄と踊りが石Kに伝わるションガイヤとそっくりであったことに驚いたという。
    
  昭和の頃の各集落の盆踊り音頭取り一覧
 集  落  音頭取りの名前または屋号 
上石黒    屋号−エイニャマ  屋号−ハンゼン  屋号−スゲタ
 屋号−リヘイ  屋号−ツブラ  
 下石黒  屋号−ヤシキダ  屋号−ムラヤマ  
 板 畑   屋号−コヤマ  屋号−サンエン  屋号−イナバ
 屋号−ヨソウジ    
 大 野  屋号−ゴンペイ  屋号−フルヤシキ  屋号−モンザブロウ(名前→倉蔵 ・良栄)
 落 合  屋号−シチロウベエ  屋号−カンベエ
 
 居 谷 屋号−チョウエン
  屋号−中西   屋号−マツエイヤ
 上寄合  屋号−カクゼン  屋号−ホドノハバ  屋号−マエダ
 下寄合  屋号−ハッツエン  屋号−アラシキ  
 ※印→クリック音声
  (製作中につき→補遺訂正にご協力ください)

ビデオ資料YouTube 石黒地区盆踊り大会2014 
ビデオ資料YouTube 石黒地区盆踊り大会2013 
ビデオ資料YouTube 石黒地区盆踊り大会2012 
 スライドショー資料YouTube 石黒地区盆踊り大会2011
2008年以前は略しますが、各年の盆踊りのビデオは「動画資料一覧表」ないしは「石黒だより」からご覧ください。

早春の黒姫
嶺 坂
早春の落合集落
上石黒集落
ブナ林の道(大野)
早春の居谷集落
田植え後の花坂新田
ヤマユリ
夏の蛇岩
大野原の親子地蔵
寄合集落
初秋の下石黒集落
秋の大野集落
寄合集落
雪の扇けやき
冬の下石黒
春めく石黒