ハナザクロ(植栽) | |
暮らしとの関わり 多雪地の石黒では、もともと庭木を植える家は少なかったが、ナンテン、ムクゲ、ツバキ、レンゲツツジ、ヤマツツジ、アジサイなど主であった。 果樹といえば、カキ、クリくらいなもので、ザクロの実を実際に見たのは高校生になってからであった。とくに強い印象をもったのは、その果実、とくに黄色い果実の先端が裂開して透き通った淡紅色の種子が現れた頃の様子であった。 その後、熟した果実をもらって食べたことがあったが、種子だけがやたら多く酸味も甘味も淡泊で物足らない感じがしたことを憶えている。 しかし、ザクロという木に対する興味関心はその後も失うことなく、一度じっくりと観察してみたいと願っていた。だが、市街地でも庭木のザクロに出会うことは少なく、その機会がなかなか訪れなかった。 そんな折に、先日(2015.6.12)羽森神社の入口に植えられた3mほどのザクロの木に出会った。ちょうど花期の頃で美しい花が沢山ついていた。さっそく撮影して、帰宅後にザクロのページを作るために調べてみると、この木は果実のつかないハナザクロであることが分かった。 先日(2020.7.1)に半田の大通り沿いで、鮮やかな朱色の花をつけた枝ぶりの良い木に出会い、スマホで撮影して家に帰り確かめるとハナザクロであった。(下写真) 一先ず、これは「ハナザクロ」としてアップロードして、後日に是非、ザクロ、「実ザクロ」の頁も作りたいと思っている。 写真2015.6.22 羽森神社入口 花期-1 写真2015.6.22 羽森神社入口 花期-2 写真 2020.7..1 半田 |
解 説 ザクロ科(以前はミソハギ科) 地中海東部から北インド原産の落葉小高木 小枝にはトゲがある。 観賞用の庭園植栽樹。 高さ5〜6m以上に達し、幹はよく分枝する。 若い枝には4稜があり、短枝の先はトゲとなる。 葉はほぼ対生し短い柄がある。形は狭く長い楕円形あるいは長倒卵形で長さ4pほど。全縁で表面には艶がある。 花期は6〜7月、枝先に朱色の八重咲きの花をつける。 ふつう果実はつかないが上の写真のような実をつけるものもある。 別名→八重ザクロ。 樹皮のようす(老木) 写真2015.6.22 羽森神社 樹皮の様子 成木 写真 2020.7..1 半田 希につく果実 写真2015.9.8 羽森神社入口 |