ザクロ | |||||||||||||||||
暮らしとの関わり 石黒ではザクロに出会ったことはない。初めてザクロを見たのは中学生になってから柏崎市市街地であった。外皮がさけて中の透明度の高い赤い果肉に包まれた多数の種子露呈した様子は一種異様な印象を受けたことを憶えている。 また、捻じれたような樹皮も印象に残っている。 その果肉を食べてみたのはその後数年たってからであるが、そのさっぱりした酸味は何か物足りなさを感じたことを憶えている。 WEB上の情報によれば、ザクロはシルクロードを経て中国経由で平安時代に日本に渡来したとある。 ちなみに、もっはら花観賞用のハナザクロもある。 今日2015.9.16、市内四谷で驚くほどの古木に出会った。下部の幹の30pに達しているであろう。また、幹の表面はねじり絞ったように見える。果実は二つ三つしかなっていなかった。それに、比べ上の写真の木は壮年木でありたわわに結実した様は見事であった。 昨日(2015.9.21)四ッ谷の理研通りの数軒の庭でたわわに実のついたザクロに出会った。家の人の話ではこんなに実がつくのは珍しいことだという。果実を一つ頂いて来て輪切りにしたのが下の写真である。 昨日(2015.9.21)石黒に出かけたが今年はブナ、クリ、オニグルミ、ケンポナシ等の結実が総じて良いようだ。そのせいか、熊の出没のニュースもこのところ聞かない。 写真2015.9.16日吉町 ※ハナザクロ 花の子 写真2015.6.13松波
写真2015.9.16日吉町 写真2015.9.17茨目 種子散布期 写真2015.10.31日吉町 よく結実した木 写真2018.9.26 扇町 |
解 説 ミソハギ科 庭木や観賞用に植栽される落葉小高木。多くの品種や変種が見られる。 葉は、ほぼ対生し楕円形、滑らかで艶がある。 花期は6〜7月。鮮紅色の花をつける。ガクと花弁は6枚、雄しべは多数ある。 果実は花托の発達したものであり球状となり秋には熟し赤く硬い外皮が不規則に裂けて赤く透明な果肉の粒が無数に現れる。果肉の中にはそれぞれ1個の種子がある。 名前の由来は「石榴、柘榴」の音読みによるものと言われる。また「本草和名」には「和名-佐久呂」という記述が見られる。 つぼみから花へ 写真2015.6.7-13松波 完熟直前 写真 2018.9.26扇町 完熟−種子散布期-1 写真2015.9.17茨目 写真2015.9.20平井 果肉に包まれた種子 写真2015.9.21日吉町 古木 写真2015.9.16四谷 種子散布期-2 写真2015.10.31日吉町 |