ギンドロ
暮らしとの関わり
 石黒では出会ったことはない。
 市街地でも稀にしか見られない。近くでは藤井地内の高速道の矩部分に植栽されているものがある。そこには種子から育った多種多様の植物が見られる。ギンドロの他に、グミマルバシャリンバイニシキギエゴノキヤシャブネムノキマユミなど様々ある。その中でも花期のギンドロは異彩を放ち目を引く。
 来春は是非、開花と種子散布の様子を観察したい。

写真2015.7.12藤井


        葉裏の白色が目立つ様子
写真2015.7.12藤井

             茎が白い幼苗
写真2015.7.12藤井

解 説
ヤナギ科
 ヨーロッパ中南部、西アジア原産の落葉高木
明治中期に渡来し各地に植栽されている。雌雄異株
 幹にはひし形の模様ができる。高さ20〜30m。若枝は白い綿毛に覆わている。
 葉は互生し長さは6〜12pの卵形で3〜5裂の掌状。裏側は白い綿毛が密生しているために白色。
 花期は3〜4月。葉より早く葉の脇から尾状花序を下垂する。雄花序は暗赤色で長さ4〜10pで雌花序より長い。雄しべは6〜10個ある。雌花は黄緑色で柱頭は4裂する。
 果実は尾状のさく果で熟すると下部が裂け白い綿毛のついた種子を散布する。
 名前の由来は葉や若枝の白銀色による。
 別名、ウラジロハコヤナギ。



    葉裏の白い綿毛
写真2015.7.12藤井