ウラギンヒョウモン | |
暮らしとの関わり 秋、ヒヨドリ花などにとまって、他のヒョウモンと混じって蜜を吸うウラギンヒョウモンをよく見かける。羽を閉じたときに白い斑点の見られるのがウラギンヒョウモンだ。 9月は、避暑から戻ったヒョウモンたちでにぎわう。その頃には秋の花も咲き出し、やわらかな陽射しを浴びたヒヨドリバナやオトコエシなどにたくさんのウラギンヒョウモンが群れているのが見られる。 数年前、上石黒から上越市に接する嶺坂の道路沿いで見たそんな光景が鮮やか記憶に残っている。 (写真2005.9.17上石黒) 産卵中のウラギンヒョウモン 撮影日2006.9.16下石黒 |
解 説 タテハチョウ科 北海道から九州に分布する。山地の草原に多く見られる。 開張60〜65mm。1年に1回発生。6月〜10月に見られる。他のヒョウモンチョウ同様夏休眠する。 体の特徴は、中型ヒョウモン種で後ばねの裏には多くの銀白色の斑紋がある。 成虫はアザミ、ウツボグサ、オカトラノオ、マツムシソウなどの花に好んで集まる。 幼虫はスミレ類を食草とする。卵はスミレの近くの他の物に産みつける。卵か幼虫で越冬する。 名前の由来は後羽の銀色の斑紋による。 はねの裏 2007.6.20下石黒 |