丑より卯迄三年季の質入り申す山畑の事  用語の手引
  名所


屋ひつ





〇作扶持米


〇籾粟→もみ殻付きの粟

其元

構い

出入

脇より


享保18年

請人

  

    丑より卯迄三年季の質入れ申す山畑の事
一 山畑一枚 名所 屋ひつ出と
  此の代粟二斗也 八十郎持ち分残らず
  右は拙者当丑の作扶持米引き受け申すに付きかくの如くの山畑
  一枚三斗と子の質入れ仕り籾粟二斗只今慥かに請け取り
  申す処実証に御座候然し丑の年より其元御作り下され候尤も
  年季明け右の粟相済まし申し候はば畑証文□お返し下さるべく
  若しその節右の粟相済み申さず候はば畑証文此の証文を以って幾年も
  御作り成さるべく候付けたり此の畑に付き脇より少し成りとも構い出入り御座なく候
  若し何角と申す者御座候はば請け人立会い急度埒明け申すべく候
  後日の為売渡証文依ってくだんの如し
                        門出寄合村
     寛保十八年                畑売主  治郎
        丑ノ三月吉日            同村請人 甚助
                               
         
           石黒寄合村
              八右衛門殿       
   
読み下し・用語の手引文責 大橋寿一郎