カワラヒワ | |
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暮らしとの関わり 石黒では、稀に見かける野鳥であるが街地やその周辺ではよく目にする鳥の一つである。 カワラヒワは、羽の黄色い紋様がよく目立ち分かりやすい野鳥である。 昨日、古文書講座の帰りに海岸に出てクロマツ林を歩いて北園町に入ると空き地に海風に揺れる群生するチガヤの白い穂が目をひいた。 よく見ると十数羽の小鳥が見え隠れしている。よく見るとスズメほどの大きさで羽に黄色い紋様が見えたのでカワラヒワだと思った。→ビデオ資料 観察しているとギシギシの果実をたべているようだが、チガヤの穂も食べているようだ。あるいは、巣作りに使うのであろうか。カメラをのぞきながら近づくと一斉に飛び立った。→参考写真 今朝(2018.5.15)散歩していると、頭上で「ジューウン、ジューウン」と聞こえる鳥の鳴き声が耳に入った。見上げると電線に腹部の赤褐色(早朝の光の具合もあった)の小鳥がいた。ホウジロのようにも見えたが、頭部と嘴からカワラヒワであることが分かった。(右下写真) 今朝(2019.7.7)農道を散歩していると、道に十数羽のスズメを見かけた。私が歩みを進めるとそれに合わせて先々へと移動している。撮影して帰宅後、よく見ると群れの中に1羽のカワラヒワが見られた。(下写真) 写真2014.6.21 北園町 夕日をうけて 写真2014.8.30藤元町 市街地で見られるカワラヒワ 写真2019.3.26 松美町 写真2019.3.26 松美町 スズメの仲間に入っているカワラヒワ 写真 2019.7.7 新田畑 |
解 説 アトリ科 留鳥で日本ではほぼ全域にみられるが、北部のものは冬季は暖地に移動する。 主に平地や低山地の樹林に生息し、繁殖するが、市街地でも繁殖し、街路樹にも営巣することがある。 体長は14pでスズメくらいで嘴が太い。全体的に黄褐色で翼に鮮やかな黄色い模様がある〔上写真〕。飛翔時には翼に黄色の縞のようによく目立つ〔下写真〕 雄は体が緑褐色で、特に頭部は緑色味が強く、目先から嘴(くちばし)の根元は黒っぽい。 繁殖期〔3〜7月〕には、木の枝の茂みの中に細い枯れ枝や草の根、樹皮などを使って椀状の巣をつくる。卵の数はは5個前後。抱卵日数は11〜13日、育雛日数は14日程度。 鳴き声は、地鳴きが「ハリリ、コロロ」囀りは「チョンチョンジューイン」と聞こえる。 食性は植物食で、植物の種子を食べることが多い。 名前の由来は不明であるが、「ひわ」には、飼うとすぐに死ぬ弱い鳥という意味があり、川原でよく見られることによるという説もある。 飛翔時の姿 撮影日等記録洩れ 電線に止まって囀る様子 写真 2018.5.15長浜町 後ろ姿 写真2019.3.26 松美町 正面からの姿 写真2019.3.26 松美町 |