ハマヒルガオ
暮らしとの関わり
 柏崎市街地では海岸のみならず街の道路脇や側溝や縁石の継ぎ目などにもしばしば見受けられる〔下写真〕。
 しかし、柏崎海岸では砂浜の減少とともに個体数は減少している。幸い、松波から荒浜海岸、鯨波海岸では未だ前線にまで生息するたくましい姿がみられる。→参考画像
 花は、石黒でよく見られるヒルガオによく似ているが、どちらも甲乙つけがたい美しさを持っている。
 今日(2015.6.1)、図書館での山中村古文書整理作業の後、鵜川河口から鯖石川河口まで歩いた。4年ほど前から柏崎市海岸の植生の変化を観察しているが、ぽつぽつと見受けられるようになったハマボウフウの観察のためであった。肝心のハマボウフウは昨年にくらべ特に増えた様子は見られず残念であったであったが、群生したハマヒルガオの美しい花に出会って感動した。→写真
 今日(2015.6.7)、知り合いのHさんから、散歩中に白花のハマヒルガオに出会ったとの連絡を頂き出かけた。アクアパーク近くの砂浜へ下り口の階段のところで、2株ほどあった。開いた花は一株の1輪だけであったがなかなか美しいものだ。アサガオの突然変異のようなものであろう。WEB上には「シロバナハマヒルガオ」という呼び方をしたものも見られるが分類的には品種と呼ぶべきであろうか。
 昨日(2016.6.8)、近くの田塚地内の道路脇の埋め立て地に白花のハマヒルガオの花が100個ほど咲いているのに出会った(下写真)。この辺では海砂で埋め立てた場所が多く、ハマヒルガオ、コウボウムギコウボウシバアメリカネナシカズラなどが住宅地近くで見られる。

※ヒルガオ・コヒルガオとの比較資料
※埋め土から逞しく発芽し育つ個体

 写真2013.6.1 荒浜


                花期

写真2011.6.12 荒浜

               
   花 

 
写真2010.6.13 新田畑    
 
           砂丘のハマヒルガオ


写真2012.9.13 荒浜海岸  ※前方に東電柏崎原発の塔がみえる

               群生
写真2010.6.3 鯨波海岸 

      コンクリートの上をはうハマヒルガオ

写真2009.5.21 松美町8号腺歩道 

    道路縁石の隙間に生えたハマヒルガオ
 写真2013.6.12西港町

       砂中に伸ばす太くて長い根茎


写真2012.8.23 松波町
 

                白花品種-1
写真2015.6.7柏崎海岸


写真2016.6.8田塚

解 説
ヒルガオ科
 日本全国の海岸の砂丘に多くはえる多年草
 地下茎は砂中を長く伸び太いところは径7oにも達する。
 茎は無毛で、砂や土の上をはい、他のものに巻きつくこともある。
 葉は互生し長い柄がありじん臓円形で厚く光沢があり先は丸い、また少し凹んでいるものもある。厚く光沢があるのは、水分の蒸発を防ぐとともに海水の塩分から葉を守るためといわれている。
 花期は5〜6月。葉の付け根に葉より長い花柄を出して淡紅色の花をつける。
 花の径は4〜5p。ガク片は5個、下の広い2個の包葉ガクを囲んでいる。花冠はロート状で筒は太い。雄しべは5個、雌しべは1個(上写真)
 果実はさく果で丸く大きい〔下写真〕。種子はアサガオの種子に似ていて黒い。
 名前の由来は浜に咲くヒルガオの意味。



         葉裏
写真2012.8.26 荒浜海岸

       つぼみ


 写真2013.6.2鯨波

         開花

  写真2009.6.13裏海岸


   

     雄しべと雌しべ

写真2009.6.13裏海岸

    
2個の苞と5個ガク



  写真2009.6.13裏海岸


         果実 




写真2010.7.17 新田畑

      成熟した種子
写真2010.7.24 新田畑

   白い花のハマヒルガオ
写真2015.6.7柏崎海岸

    白花品種-2

     雄しべと雌しべ


写真2016.6.8田塚