ジャノメチョウ | |
暮らしとの関わり 石黒では未だ出会っていない。石黒で見られるジャノメチョウ科のチョウはヒメジャノメやヒメウラジャノメなどだ。 上の写真は市街地裏の海岸の草原で撮った。 朝から雨模様の昨日〔2012.7.14〕の午後、古文書講座の帰りに雨が上がっていたので海岸に立ち寄った。すると。防波堤の外に広がる草藪の中を飛び回るこげ茶色のチョウが目にとまった。ジャノメチョウであった。蛇の目紋様はヒメジャノメほど迫力はないが中心のブルーが美しい。何度か飛んで場所を移動するがなかなか翅を開いてくれない。20分ほどチャンスを待ったが、雲行きが怪しくなり雷が鳴り出したのでやむなく引き上げた。次回には何とかチャンスをとらえたい。 実は、この日、スナビキソウの花にアサキマダラが吸蜜に訪れていないかと密かな期待を胸に海岸に行ったのであった。だが、スナビキソウの花は希にしか見られずアサキマダラにも出会うことは出来なかったかわりに、ジャノメチョウに出会うことが出来たのだった。 今日(2012.7.23)の夕方、古文書講座の帰りに浦浜に立ち寄った。防風林の松林の縁でジャノメチョウに出会った。何度か開帳の姿を見せるがシッターキャッチできない。ようやく一枚撮ることができた。午後から悩まされた頭痛もこの時には忘れるほどうれしかった。 写真2012.7.14 浦浜 翅を広げたジャノメチョウ 写真2012.7.23 浦浜 |
解 説 ジャノメチョウ科 北海道ら九州まで分布。柏崎・刈羽では海岸沿いのチガヤなどが生えている荒れ地に多い。茶色の翅の丸い紋様は黒で縁取られて中が青色で美しい。 成虫は年1回発生し7〜9月上旬まで見られる。クガイソウ、アザミなどで吸蜜するが果肉や糞などにも集まる。飛翔の様子は草むらを低くはねるように飛び回る。 産卵は幼虫の食草などには生み付けられず地上にばらまかれる。 幼虫はイネ科の植物を食べる。柏崎刈羽ではチガヤなどが主な食草とされている。幼虫で越冬する。 名前の由来は翅の丸い紋様を蛇の目に見立てたもの。 〔参考文献−柏崎・刈羽のチョウ 柏崎昆虫愛好会編〕 翅半開きのジャノメチョウ 写真2012.7.23 浦浜 ヒヨドリバナの吸蜜の様子 写真2015.7.26荒浜 |