キアゲハ
暮らしとの関わり
 キアゲハは、色も模様も派手なチョウである。
 夏の強烈な陽射しの中、花壇の花に止まって蜜を吸うキアゲハのイメージは、誰もが持っているに違いない。
 上の写真は石黒の生家の花壇の盆桜〔フロックス〕の花の蜜を吸うキアゲハだ。今にも、ミンミンゼミの鳴き声とともに甘ったるい盆桜の花の香りがしてくるようだ。翅についた紅色は、ヤマユリコオニユリの花粉であろう。後ろ羽一面につけている。
 羽の黄色は雄の方が濃い。
 柏崎刈羽では4〜10月半ばまで見られる。

(写真上2005.7.21寄合 右上写真2005.9.10上石黒 サナギ写真2010.7.19下石黒)


                朝陽をあびて

写真2011.8.6下石黒

       朝露の乾く時を待つキアゲハ

撮影日2011.8.3下石黒

       ヒメジョンで吸蜜するキアゲハ

写真2014.6.25下石黒

   ナミアゲハとの見分け方

撮影日2007.6.28下石黒

         オオアワダチソウに寄ってきたキアゲハ

撮影日2006.9.1下石黒

     ハマゼリの葉を食べるキアゲハの幼虫

 写真 2018.8.14 松美町

解 説
 アゲハチョウ科
 日本全国の海岸から山地まで広く分布する。体の特徴は黄色が鮮やかで美しい。
 春型は夏型よりやや小型。
 ナミアゲハ〔アゲハチョウ〕と紋様が似ているが羽の黄色が濃いこと、前羽の中室〔前方の楕円形〕に縞がないことで区別できる。(下写真)春から何回か現れる。
 幼虫はセリ、シラネセンキュウ、シシウド、ミツバなどを食葉とする。サナギ(上写真)で越冬する。
 名前の由来は黄色いアゲハの意味。



    からだのつくり


撮影日2009.6.25下石黒

       体毛

撮影日2009.6.25下石黒

     アゲハとの区別
 キアゲハ
 
アゲハ〔ナミアゲハ〕 
 
 作成2008.1.8

         幼 虫
 写真2018.8.14 松美町f


※参照ビデオ-アゲハ
※ハマゼリの葉を食べるキアゲハの幼虫−ビデオ