アゲハ〔ナミアゲハ〕
暮らしとの関わり
 アゲハとキアゲハは子どもの頃には区別しないでアゲハと呼んだ。今にして思うとアゲハよりキアゲハのほうが石黒では多く見られた。
 真夏の陽射しの中で花壇の盆桜〔フロックス〕やコオニユリの花とまってはばたきながら蜜を吸うアゲハのイメージは誰でも持っているであろう。
 美しいチョウであったが、子どもたちにとってアゲハは捕まえてもトンボとは違い鱗粉が手に付くなど親しめない昆虫であった。参考画像アゲハの交尾

参考資料→ビデオ「アゲハ」

(上写真2005.7.26寄合)


               全体の姿
写真2013.4.25松美町
写真2010.9.2下石黒
写真2013.4.25松美町 写真2013.4.17松美町


解 説
アゲハチョウ科
 日本全土に分布し、人家の周りに普通に見られるため昔から人々に馴染み深いチョウである。山地には少ない。
 年2回、暖地では6回ほど発生。体の特徴は黄白色と黒の模様。
 開張は春型8cm、夏型12cm。幼虫の餌はミカン科のサンショウ、ミカン、ユズ、カラタチなど。
 幼虫にさわると臭角を出す。卵は1個ずつ沢山産むが天敵が多く成虫になる割合は極わずかである。
 越冬はサナギでする。馴染み深く姿が美しいため国蝶の候補にあがったこともある



        さなぎ
写真2014.8.20松美町

     背中の長い毛

写真2013.4.17松美町

    
 キアゲハとの区別

 アゲハ〔ナミアゲハ〕
 
アゲハ 
 
 作成2008.1.8
※参照ビデオ-アゲハ