アサマイチモンジ
暮らしとの関わり
 アサマイチモンジは、石黒の山道でよく出会うチョウである。ゆっくりと、スーイスーイと飛んで草の葉によくとまる。
 同じような姿をして同じように飛ぶチョウに、イチモンジチョウがいるが区別は難しくはない。アサマイチモンジは、前羽の先の真ん中の細長い斑点が鮮明である。→下資料参考

写真・右下2005.8.10.上石黒 右上2005.8.2.下石黒


        吸水するアサマイチモンジ

写真2006.9.15.上石黒

イチモンジチョウとアサマイチモンジとの区別点
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イチモンジチョウ アサマイチモンジ
2008.1.5 作成

解 説
タテハチョウ科
 日本特産種。本州だけに分布し低い山から高い山まで見られる中型のチョウ。
 体の特徴はイチモンジチョウと酷似するが、前羽の頭部に寄った白い模様がはっきりしていることで区別できる。〔左下写真〕
 低い山では1年に3回、高い山では2回発生。6〜8月によく見られる。
 幼虫の食草はスイカズラ、タニウツギなどのスイカズラ科の植物。成虫はウツギミズキトリアシショウマ、シシウドなどの花の蜜を吸い、腐った果実、糞尿にも集まることがある。
 名前の由来は不明。



        老体
写真2006.9.15.上石黒