イチモンジチョウ
暮らしとの関わり
 石黒では普通に見られる。上の写真は家に入って畳にとまったところを撮ったものである。
 アサマイチモンジによく似ているが、下写真の前翅表面の矢印の上の白斑が不明瞭で、時に消失する。また下の斑点はイチモンジチョウは小さいことも区別点となる(下写真参照)
 しかし、筆者などは、ふだん見かけても紋様からの区別は、なかなかできない。

写真2011.8.27 下石黒

アサマイチモンジとの比較
イチモンジチョウ アサマイチモンジ

        はね基部の毛

(写真2011.8.27 下石黒)


解 説
タテハチョウ科
 北海道から九州まで分布。アサマイチモンジに酷似するが本種の方が活動が活発である。
 成虫は年2回発生し、6〜8月に多い。タニウツギヒメジオンなどの花に集まる。花の蜜を吸う時は、まず触角で匂いを確認し、それから口吻をを伸ばして吸う。
 幼虫の食草はスイカズラ科の植物。
 名前の由来ははねの表に一文字状の白い帯があることによる。



    吸蜜中の様子

写真 2006.8.9 下石黒

       はねの紋様
 写真2011.8.27 下石黒