オオスズメバチ | |
暮らしとの関わり 石黒ではふつうに見られる。家の中にも入り大きな羽音を立てて飛ぶ。ナラなどで樹液を吸っているところも見かける。 子どもの頃から日常的に観て来たが、まさに雀蜂という名にふさわしく巨大なハチである。 ときどき、人に近づくいてくることがあるが攻撃してくることはほとんどない。しかし、巣に刺激を与えたりすると攻撃してくる。 大抵のハチは怖がらなかった筆者の子ども時代も、このオオスズメバチだけは警戒した。 また、狩りをするときには時速40qで飛翔出来るといわれ、1日の飛翔距離は100キロに及ぶというから驚く。 それにしても体の割には小さな羽でよくもそれほど飛べるものだと思う。 ちなみに、石黒に比べて柏崎市街地周辺の山では見かけることは少ないようだ。 上写真2006.7.30下石黒 右上2008.8.4上石黒 右上下2007.8.3下石黒 黒い胸と羽 巨大なあご 写真2007.8.3下石黒 |
解 説 スズメバチ科 日本全域に分布。 日本産のハチ類中最大で体長30o内外。雌では40oを超えるものもいる。とくに女王蜂は4.5oに達する。 毒性も日本のハチの中では最強で刺されると死ぬことがある。 体色は全体に赤褐色で胸部は黒色(左下写真)。 巣は主に道端の傾斜面の地中に作られることが多い。 巣の直径は40〜80p。まれには100pにたっするものもある。 一群は100内外であるが時には数百匹の大群になることもある。 幼虫の餌はコガネムシやカミキリムシ、カマキリなどのほか大型の蛾などであるが他のスズメバチやミツバチの巣を襲い幼虫や蛹を餌にすることもある。 名前の由来は大型のスズメバチの意味。 針 写真2007.8.3下石黒 地中につくられた巣 HP「てらべ農園」より借用画像 http://www.8hiro.com/ |