オソカケ | ||||||
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石黒ではオソカケは冬の道中に欠かせない履き物であった。素足を入れてオソカケの靴底部分であるワラジを履き、上の写真の帯状の部分でかかとを巻くようにしてしっかりと結わく。 いわばオソカケは右の写真の2つが組み合わされた造りであった。 オソカケはカンジキを履いても固定し便利な履き物であった。昭和30年代後半までは柏崎に行くには冬季は国鉄の駅がある安田まで歩かなければならなかった。 石黒を朝、出発しても岡野町に着くのはお昼である。岡野町では、なじみの旅人に昼飯を食べるために宿を貸せる商店があって、そこで持参した握り飯を食べて腹ごしらえをして再び雪道を歩いたという。参照→衣食住・他 その昼宿は、オソカケのまま囲炉裏に足を入れて(ふんごんで−方言)食事をとれる間取りになっていて便利であったという。 資料→ワラグツのいろいろ |
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