明和5年 亥年中村入箇書上げ帳 田辺重順家文書  用語の手引き
  明和


入箇 
 明和五年
亥年中村入箇書上げ帳
子三月 刈羽郡 石黒村
  ○:村高





郡中割


才料


会所


頼母子


陣屋 
     
       覚
 村高百二十一石一斗二升五合
 一永百二十九文七分
   これは出雲崎郡中割合高百石に付き永百
   七文八厘ずつ
 一永八十四文七分五厘
   これは御金御上納江戸才料
   割合高百石につき永六十九文九分七厘一毛ずつ
 一永二十六文六分八厘
   これは三郡引き受け割合高百石に付き
   永二十二文三厘ずつ
 一永四十七文九厘
   これは会所戸左衛門頼母子四郡割合
   高百石に付き永三十八文八分八厘ずつ
 一永四十文五分
   これは半田御陣屋割り
 一永四百六文四分一厘
  願石代


入用割


※年給惣代割の「給」は「始」に読み取れる。


廻米


一貫


○てんかけ→意味不明


ふけくさり→ふけ米




  一永三百三十八文二分二厘
   これは願石代の義に付き度々江戸
   総代中罷り登り候諸雑用三郡
   割合かくの如し
 一永百九十三文四分六厘
   これは小地谷釜下入用割並びに石代
   願い四郡割合年給(始)惣代割り荒所
   御改め諸雑用割合子春御廻米
   掛け石願いに付き郡中割り相などかくの如く
 一永六百三十九文三分二厘
   これは欠代郡中割合かくの如し
 一永三百八十五文
   これは其中より諸御用に付き庄屋
  組頭百姓代諸方へ罷り出諸雑用
  五ケ村立会い平均割合かくの如し
 一永一貫五十一文六夕
   これは六ケ村立会い平均秋割合かくの如し
 一永一貫四百七文七分
   これは御蔵惣てんかけ 鼠 ふけ
   くさり減米掛け米代など諸方諸飛脚の
   割合祭礼割り等六ケ村立会い割合かくの如し
 一永八匁
   この永百三十三文三分三厘
   これは筆墨紙代年々増減これ無き候
 


地子米


庄屋給


 
 一永一貫文
   これは組頭両人給
 一米三斗三升九合五勺
   これは御蔵番給地子米共
 一米一石二斗五升九合六勺
   これは庄屋給

 〆て永五貫八百八十三文七分六厘
  米一石五斗九升九合一勺
         但し 高一石に付き
            永四十八文五分七厘六毛の内
         但し 高一石に付き
            米一升三合二勺
 一右は去亥年申入箇書
 面の通り相違御座なく候 以上
         刈羽郡石黒村
  明和五年   百姓代
   子三月      四郎右衛門
          〃 清九郎
          〃 子之助
  
 読み下し・用語の手引き文責 大橋寿一郎