ナツツバキ
暮らしとの関わり
 石黒では出会ったことはないが、黒姫山はつぶさに調べたわけではないので自生せずとは断言はできない。
 柏崎市の周辺では米山中腹から山麓や軽井川、黒滝あたりに見られる。落葉高木とはいえ高さは柏崎地域でみられるものは4〜5mのものであるようだ。
 樹皮は一見、サルスベリリョウブに似ている.樹齢10年ほどになると樹皮が剥げ始めるといわれている。

写真 2014.7市街地周辺


              芽吹きの頃−1

 写真2021.3.25 長浜町

           芽吹きの頃−2

 写真 2022.4.10 市街地周辺

           芽吹きの頃

写真 2015.4.17市街地周辺(植栽)

             葉枝の様子

写真 2014.7市街地周辺

               つぼみの頃

写真2016.5.13市街地周辺

              開花始まる

写真2016.6.12市街地周辺

                花期


写真2015.7.2新田畑

             果実期へ
写真2015.7.8新田畑

        庭に植えられたナツツバキ

写真2014.6.23茨目

            果実と種子

写真2016.9.30長浜町

              果実と種子

写真2016.10.1新田畑

          黄葉するナツツバキ

写真2016.11.16新田畑





解 説
ツバキ科
 宮城県以西の本州、四国、九州の山中に生える落葉高木。庭に栽植されることも多い。
 樹皮は滑らかで古い樹皮が剥げ落ちる性質があり、灰色や赤褐色の斑紋ができる〔下写真〕
 葉はやや厚く柄があり互生〔下写真〕倒卵形か楕円形で縁に低い鋸歯がある。長さ4〜10p、幅2.5〜5pほど。葉の裏面には伏し毛がある(下写真)が全体に葉質はかわいた感じである。
 花期は6〜7月の初め。葉のつけ根に直径5pほどの白い花をつける〔上写真〕。花弁は5個で基部は合着し雄しべの花糸は黄色で花柱は先が五裂する。花弁にはしわがあり裏面には絹のような細毛があり縁には鋸歯がある(下写真)。朝に開花し夕には落下する一日花。花弁の
 果実はさく果、直径1.5pほど。9〜10月に熟し5裂する。種子の長さ6mmほどの紡錘形で扁平。
 名前の由来は、夏にツバキに似た花をつけることによる。別名「シャラノキ」はインドの聖樹である沙羅木と間違ったことによるという。その他の説もある。



   芽吹き始まる

写真2016.4.10市街地周辺

   芽吹きと前年の果実


写真2015.4.17市街地

    葉裏の伏し毛

写真2016.5.13市街地

      つぼみ

写真2021.5.28 新田畑

  花弁のしわと鋸歯

写真2015.7.3新田畑

   雄しべと花柱
写真2015.7.2新田畑

   花弁落下直後
写真2015.7.7日吉町

 ガクにより押し出され落下する花
写真2015.7.7日吉町

        若実

写真 2014.7市街地周辺

         果実

写真2016.9.30長浜町

        樹皮


写真 2014.7市街地周辺

     互生する葉
写真 2014.7市街地周辺

     種子の様子
写真 2014.7市街地周辺

        種子拡大
写真2016..10.1新田畑