ミサゴ | |
暮らしとの関わり 石黒では出会ったことはない。 柏崎市街地周辺でも初めての出会いである。出会った場所は鯖石川河口で電柱の上で魚を食べていた。 遠目にはカラスと思っていたが近ずくに連れて頭部と腹が白いことが分かり望遠レンズで見るとミサゴであることが分かった。ミサゴとの出会いは番神海岸などで期待していた鳥であった。 あいにく逆光で体色が鮮明に撮れなかったが有難い出会いであった。獲物の魚もかなり大きい 最近は、河川の改修や海岸のレジャー活動などで 営巣環境が悪化し個体数は減少しているといわれる。環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されており、多くの都道府県で絶滅危惧種Tから準絶滅危惧種に指定されているとのことである。 写真2015.4.10安政町 電柱の上で餌(魚)を食べる様子-1 写真2015.4.10安政町 電柱の上で餌(魚)を食べる様子-2 写真2015.4.10安政町 |
解 説 ミサゴ科 海岸や大きな湖沼、河川に生息し日本全国に留鳥として広く分布。 全長、54〜64p、翼開帳157〜174p。カラスとほぼ同じ大きさ。 頭部と翼の下、腹部が白く、翼上面は褐色。頭部には目を通って首まで達する黒い線模様がある(下写真)。 雛を育てる時以外は単独で生活することが多い。狩りのときには上空を飛びながら、魚をみつけると翼をすぼめい急降下して魚の頭部をわしづかみにして捕獲する。それ以外は、木の上や岸壁で休んでいることが多い。 繁殖期は4〜7月で人が近寄れないような岸壁や水辺に近い木の上に枯れ枝で皿型の巣を作る。同じ巣を毎年修復しながら利用することが多い。 卵は2-3個産み、抱卵日数は約35日。抱卵は主にメスが行い、オスはメスに獲物を運ぶ。 雛は孵化後50日余で巣立ち、その後1-2ヶ月後に親から独立する。成熟するのに3年かかる。 食性は主に魚であるが爬虫類、鳥類、貝類も食べる。 名前の由来は「水をさぐる」が転じたものなど諸説がある。 頭部のようす 写真2015.4.10安政町 |