マガモ | |
暮らしとの関わり 石黒で出会ってことはないが、隣村の門出集落鳥類目録には1973-1982に確認された記載がある。 稀には飛来することもあるのであろうが、残念ながら大きな池がなく、川は急流で淵も少ないため受け入れる場所がないのであろう。 筆者が子どもの頃から見てきた鴨類は、カルガモとオシドリくらいなものである。 昔は村に数人の鉄砲撃ちがいたが、ヤマドリやノウサギだけでカモの肉は聞いたこともなかった。もっとも考えてれば小さなため池や鯖石川上流の石黒川もは丈余の雪に覆われしまうのだから無理もない。 聞けば、アヒルの先祖はこのマガモであり、そのアヒルとマガモが交配されたものがアイガモであるという。 ちなみに、マガモが絶滅危惧種に指定された県もみられる。狩猟で最も狙われる鳥なのであろう。 写真2014.11.16刈羽 繁殖地のシベリア方面 作成2014.11.29 |
解 説 ガンカモ科 北海道と本州中部山地では少数がに繁殖しているものもみられるが、ほとんどが冬鳥として渡ってくる。湖、池、川や海などにすむ。越冬中の9月〜12月につがいつくり雌雄連れだってシベリア方面の繁殖地へ渡る。狩猟鳥。 体長50〜65p、翼開長75〜100pほどでアヒルくらいの大きさ。繁殖期のオスは黄色のくちばし、緑色の頭部、灰白色と黒褐色の胴体(上写真)でよく目立つ。非繁殖期のなると雌と似た羽色に変わるが嘴の黄色は変わらないので区別できる。 食性は植物が多いが雑食。水草の葉や茎、種子その他貝など食べる。潜水は苦手といわれている。 繁殖は4〜8月で水辺に近い草津の地上に浅い皿状の巣をつくり普通13個ほど産卵し抱卵と育雛は雌のみで行う。 |