オオスギゴケ | |
オオスギゴケは、石黒では少ない。このことに気付いたのは自宅の庭造りをしたときである。何となく、どこにでもあるようなつもりでいたが、いざ探してみると意外に出会わない。ウマスギゴケもコセイタカスギゴケもコスギタケも同様である。 また、その折、気が付いたことはスギタケの仲間は、どちらかといえば日当たりの良いところを好むようにも思われることだ。けっこう日当たりの良い所で群生に出会い意外に思ったことを憶えている。 その上、オオスギゴケは狭い庭に植えるには草丈が少し長すぎるように思われた。コスギタケ位の丈が最適のように思ったが、こちらも群生にはなかなか出会えず結局は、どこにでもあるハイゴケを植えたという次第であった。 写真2008.10.30 寄合 横から見た様子 写真2008.10.30 寄合 アカメカイデやケヤキの葉との大きさ比較 写真2016.10.11石川峠 |
解 説 スギゴケ科 北海道から本州、四国 九州まで見られる。 とくに、半日蔭の土上に群生する大型のコケである。雌雄異株。 茎の高さは5〜15pになり黒褐色で枝分かれはしない。葉の長さは8〜12mmで細長く先は尖るが基部は幅が広がっている(下写真)。しかし、乾くと茎に着くような形になる。 苔庭でよく使われるコケの一つ。 名前の由来は杉の芽立の姿に似ていることによる。
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