オニノゲシ
暮らしとの関わり
 石黒では、市街地ほど多く見られない。道端に稀に見受けられる程度である。 
 見るからに触ると痛そうな植物であり、親しみのわかない植物のひとつである。ノアザミにもトゲがあるが、時には手折ってみたくもなるがオニノゲシは誰も手を出す気にはならないであろう。
 乳液が出ることから子どもの頃の飼いウサギの餌になったかも知れないが手折れないのでウサギに食べさせた経験もない。トゲがあるのでウサギも敬遠するかどうか、出来れば今でも試してみたい気がする。
 ノゲシとの区別は簡単に分かりそうな気がするが、いざとなると中間種のようなものもあり迷ってしまうことがある。葉の基部も同定ポイントの一つと思うので掲載した。他の区別点についてはノゲシの頁を御覧いただきたい。
 また、今日(2020.4.3)、花の下側を比べてみるとオニノゲシの花弁は薄紫色を帯びていたがいかがであろうか(右下写真)。今後も観察してみたいと思っている。
 市街地周辺の農道などでは、冬季にも開花が見られる。春の道端には、秋に成長して冬を越したものと、ロゼット状で越冬したものの両者が見られる。前者は冬、雪のため茎がおれて無残な姿になっても開花を続ける、名前に違わず実に逞しい植物だ。(2019.4.9)

〔写真上・上右下2007.6.2下石黒(背景−城山) 上右中2007.5.23落合〕

            早春のオニノゲシ

 写真 2016.3.10 藤元町

           ツボミをつけた株
 写真 2019.4.9 下藤井

         
  花期前

 撮影 2007.9.30 大野

    花〔花柄に腺毛は見られない〕

 撮影 2009.5.21 下石黒

     切断した茎から出る白い乳液

 撮影 2006.6.23下石黒

     紫色を帯びた葉

 撮影 2009.7.2 下石黒

          種子の旅立ち
 写真 2009.5.30 上石黒

  大寒の寒気の中にしぶとさを見せるオニノゲシ

影 2013.1.24 西中通〔市街地周辺

    去年の太い茎に花芽をつけた個体

2016.3.11西中通〔市街地周辺〕

      ノゲシ(右)との葉の形の比較

写真2016.4.27畔屋


         ノゲシ(左)との比較

写真 2019.11.4 新田畑 画像拡大→クリック

解 説
キク科
 日本全国の道端や荒地に見られる一〜二年草。ヨーロッパ原産の帰化植物
 山地より都市の道端に多く見られる。高さ50〜100p。茎には縦のすじがたくさんあり中空である。〔左下写真〕折ると白色の乳液を出す(左下写真)。
 葉の鋸歯の先に鋭いとげがある。基部は耳たぶ状に張り出して茎を抱く。〔写真右上〕
 ノゲシに比べとげが鋭く触ると痛い。葉や茎が紫色を帯びる事が多い。
 花期は4〜10月であるが寒地以外では真冬にも開花する。タンポポに似た花で果実はそう果
 名前の由来は葉に鋭いとげがあるノゲシの意味。



  葉の基部の耳形が丸い
撮影2006.6.23下石黒

  茎上部に見られる腺毛

撮影2006.6.13下石黒

    春の根生葉

撮影2009.4.13大野

春から成長しツボミをつけた個体

 写真2019.4.9下藤井

秋に成長した状態で越冬した株

写真2019.4.9下藤井

     葉の鋭いトゲ
写真2007.10.15藤井

   花の下側と葉の比較
 上・オニノゲシ 
下・ノゲシ

写真 2020.4.3 新田畑

       種子

撮影2009.5.29寄合

     球形の果実穂
撮影2009.5.21下石黒

        根

撮影2009.10.4寄合

    冬至の頃の花

写真2016.12.21藤井 気温14℃

早春の頃の比較-拡大←クリック
写真 2020.4.3 新田畑