メヒシバ
暮らしとの関わり
 メヒシバは、繁茂すると石黒言葉でいえば「やばしい感じ]の草で、石黒ではオヒシバなど他のイネ科の雑草を含めて「ハグサ」と呼んだ。〔古語「はぐさ」は水田の雑草の意味〕
 雑草の代表格の植物で畑や空き地に生えると、地を這う茎の節々から根を出して(左下写真)一面に広がるので除去するに大変である。
 集落によっては「ノメシ草」とも呼び、この草が庭や畑に繁茂するとその家がノメシ(なまけもの)である証拠とされ嫌われ者の草であった。
参考資料→畑の草取りの思い出

(写真2006.9.20 板畑)

            繁茂したメヒシバ
 写真2010.8.12 下石黒

          秋のメヒシバの群落〔帯紫色〕

  写真2007.10.18 大野

            ツボミから開花へ


  写真 2019.9.10 春日


              
オヒシバとメヒシバ

写真2010.9.11上石黒


解 説
イネ科
 日本全国の日当たりのよい道端や空き地、畑地に生える一年草
 繁殖力が極めて強く畑などでは一面に広がり昔から強害草の代表である。
 草丈30〜90p。茎は細長く、葉鞘には長い毛がある(下写真)。茎の節から根を出して広がるため除去しにくい。
 葉の縁には細かい鋸歯があり、薄く柔らかく長さ10〜20p。
 花期は7〜9月。細長い花茎の先に5〜8本の線状の小穂を広げる。通常黄緑色であるが、紫色を帯びることもある(左写真)
 名前の由来は「オヒシバ→雄日芝」に対して「メヒシバ→雌日芝」の意味。



     葉鞘の長い毛

写真2007.10.18 大野

   葉の縁の細かい鋸歯
写真2010.10.29下石黒

      節から出る根
写真2010.9.11上石黒

     果穂と種子
写真2010.10.31上石黒