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| や | |
| やうちじょが、宿借りに来てわりねぇ | 家の者全部が宿借りに来てすみませんね |
| へんめぇに、ホウネモをやがやがと えうぇて きましたて (古語→ヤガテ) |
午前中に、ジャガイモを素早く植えてきましたよ |
| 打ち豆より、やきぼしのダシが、んめぇなえ | 打ち豆より、煮干しのダシが、おいしいね |
| でっけぇやきみし〔やけめし〕だなえ | おおきなやきめし〔おにぎり〕ですね |
| おまえ、やぎんちちしぼってくれや | あんた、山羊の乳しぼってくれよ |
| あのシトも、やごめに なってしまったのう | あの人も、やもめになってしまったねえ |
| 蜘蛛のやじに、しっかかった えや |
蜘蛛の糸に、引っかかったよ |
| さあぁさ、ジロバタで頭の毛をやじったえや | いけない、いろり端で頭の毛をチリチリに焦がしたよ |
| トットの羽をむしったら、藁火で毛羽をやじれや | 鶏の羽をむしったら、藁火で毛羽を焼き取れよ |
| おっかぁ、火をよくやすめて寝れや |
母さん、囲炉裏の火を危なくないように灰で覆って寝なさいよ |
| 稲ソイのどき、やすんばに着くと らっくら したもんだえね |
稲背負いの時、休み場(道の各所に作られていた)に着くとホッとしたものですよ |
| やっぱし、んまく えかんかっとう | やっぱり、うまくいかなかったよ |
| やっとこすっとこ終わったえね |
ほんとにやっと終わりましたよ |
| やでもか、連れて えがれて かわいそげな (嫌でも−) |
無理矢理、連れて行かれてかわいそうな |
| おらトッツァ、やなさって、出稼ぎから、けってきますて |
うちの父さん、やのあさって、出稼ぎから帰ってきますよ |
| こんげなやばしぃどこだでも、まあ、上がってくんなせぇ | こんなむさくるしいですが、まあ、上がってください |
| 今朝は、やぶが 凍みたすけ、ソイロに乗りに 山へ えごて | 今朝は、雪原が凍みたから、ソリに乗りに山へ行こうよ |
| えっせなエキで、峠から、やぶこぎして来たら、くたぶえたえね |
大変な雪で、峠から雪を踏み分けて来たら疲れましたよ |
| 6月になると、山がやぶつになって、へえぇ さわがんねぇんがね (藪−) |
6月になると、山が藪になり、もう 歩かれないですよね |
| オラとっつぁ、やまへ えったですえね | 家の父さん、田畑(家から遠い田畑)へ行きましたですよ |
| 昔は、泊まり山にやまえんが えっぺぇ、えたんだってや (山犬) |
昔は、泊まり山にやまいぬ(ニホンオオカミ)が沢山、いたのだそうだよ |
| おっかぁ、おれのやまぎもんどこへやった がん (山+着物) |
かあさん、私の仕事着どこへやったの |
| あのジサ、この あったこえに、やまののこ着てらぁ | あのおじいさん、こんなに温かいのに綿入れの仕事着を着ているよ |
| やまみは、あんまり気持ちのいいもんじゃねぇさ (やま→やきやま) |
焼き場の火の様子見は、あまり気持ちのいいものじゃあないさ |
| エヤってがん、やりまか〔むりむり〕連れて来たえね | いやだというのを、無理矢理連れて来ましたよ |
| やりやりとやった仕事だすけ、できが良くねえでしょうえ |
急いでやった仕事だから、できが良くないと思いますよ |
| 腹ん中に える内から、やろっ子は違うえね (野郎−) |
おなかの中にいる内から、男の子は違いますよ |
| めんなでやろぅねか | みんなでやろうじゃないか |
| きょの、マンマは、ちっと、やわっこ(やっこ)過ぎたえね |
今日の、ご飯は、少し、柔らか過ぎましたね |
| あっつえシに シャッポを、被らんでると やんめぇになるぞ (病) |
暑い日に帽子を、被らないでいると病気になるよ |