クルマバナ | |
暮らしとの関わり 石黒では、よく目にする野草であるがシソ科の植物には似たものが多く区別が難しい。 とくにトウバナ、イヌトウバナ、ミヤマトウバナ、その他、イヌコウジュ、ヒメジソなどに一見、葉や花が似ている。 クルマバナは輪生の花に特徴があるが、トウバナも輪生してつき、かつトウバナは種類が多いため、ややこしいことになる。 図鑑等で調べたところ、まず、ヤマクルマバナは花の色がほとんど白く、ガクの色が緑色で全体が弱々しい感じであるとのことだ。 また、トウバナはガクに開出毛〔下写真〕がないこと、根元から束生することなどで区別出来るとのことだ。しかし、同定に未だ自信がない。来年〔2010年〕は、よく観察してみたい。 上の写真は大野集落丸子山付近の山道で撮った。背景に見えるのは黒姫山地蔵峠。 (写真2005.7.19上石黒) 花期の頃 写真2008.9.3下石黒 花の開出毛と雄しべ 写真2005.7.19上石黒 先は尖り基は丸い葉 写真2005.9.16上石黒 果実期のクルマバナ 写真2009.9.14上石黒
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解 説 シソ科 北海道、本州、四国、九州のやや湿った草地や道端に生える多年草。 茎は四角で、真っ直ぐまたは斜めに立ち上がり高さ20〜80p。まばらに下向きの毛があり枝分かれする。 葉は対生し長さ3〜7p、幅1.5〜3p。先は鈍頭で基部は丸く 鋸歯があって短い葉柄をもつ〔写真準備中〕。 花期は8〜9月、茎の上部や枝先にに数段に淡紅紫色の花を輪生する〔上写真〕。 包葉は線形で長さ5〜8o。ガクは長さ7〜8o。筒状2唇形で紫色を帯び包葉ともに立った開出毛がある〔左下写真〕。 花冠は長さ8〜10o。上唇は小さく下唇は大形で3裂し外面に細かい毛があり内側には赤い斑点がある。雄しべ4個のうち2個は長い〔上写真〕。トウバナと似ているがトウバナより大型。 分果はやや扁平な円形で長さ1o。 名前の由来は段状に咲かせる花が輪になって見えることから車に見立てたもの。〔上写真〕 花期 写真2005.7.31落合 下向きの毛の生えた四角茎 写真2009.9.14上石黒 果実期 写真2009.9.14上石黒
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