ヒメコバンソウ
 石黒では未だ出会わない。
 市街地での出会いもこれが初めてである。休耕田の中でコバンソウと混生していたが、小穂が余りにも小さく、余ほど目を近づけないと穂の形も分からないほどだ。コバンソウが小判形をしているのに対してヒメコバンソウは、子どもの頃によく食べた三角ちまきに似ている。三角ちまきは、チマキザザ2枚を使って作るが、出来上がったものをスゲで結んで5〜6個ほど結び付けて置くのでヒメコバンソウの糸状の分枝がそのスゲひもに見えてしまいつい連想してしまうのであろう。


写真2016.5.18下藤井


                花期
写真2016.5.19下藤井

             全体の姿
写真2018.6.7新田畑

            コバンソウとの混生

写真2016.5.19下藤井

                コバンソウとの比較

写真2016.5.18 下藤井




解 説
イネ科
 ヨーロッパ原産の一年草。本州〜沖縄の道端や原野などに普通に生育する。
 茎は叢生し細く直立し高さ10〜40pほど。
 葉は茎上にまばらに互生してつき披針形で先は尖り長さ10pほどで無毛。基部は斜めに葉鞘に流れる。葉舌は3〜6mmで山形をしている(下写真)。葉鞘は丸く無毛。
 花期は4〜6月。花は茎の上部に長さ10p内外の円錐花序をつけ多数の小穂を糸状の分枝に垂れ下がるようにつける。小穂の形は卵形〜三角上卵形で長さは3〜4mm。で扁平で淡緑色。やや光沢がある。小穂は10個ほどの小花によって形成されている。
 果実は頴果。種子は卵形、長さ1mm、幅0.6〜0.8mmほどで褐色で光沢がある。
 別名 スズガ
 名前の由来は小型のコバンソウの意味。



     茎と葉の様子
写真2016.5.18下藤井

        葉舌
写真2016.5.19下藤井

     開花期の様子写真2016.5.19下藤井

  小穂の大きさの比較
写真2016.5.19下藤井