アオミズ | |
暮らしとの関わり 石黒では、普通に見られる植物である。若芽は山菜として利用されると言われるが石黒では食べたということを聞かない。 しかし、いかにも美味しそうな印象を受ける。ウワバミソウやヤマトキホコリに似た感じである。近似種ミズとの相違点は、ミズは葉の先が長くとがらないことで区別できるという。 〔写真2006.10.22上石黒〕 アオミズの全体の姿 写真2008.10.12大野 花のつき方と雌花・雄花 写真2006.9.4下石黒 葉の裏表 写真2006.9.4下石黒 |
解 説 イラクサ科 北海道から九州の林縁や林野などの湿ったところなどに生える一年草。 茎は高さは30〜40p、軟らかい液質で透明度の高い淡緑色〔下写真〕。 葉は対生し、長い柄があり菱形状卵形で先端は尾状にとがる。縁には粗い鋸歯があり、長さは2〜8pで3本の主脈がある。(左写真) 花期は7〜10月。葉の付け根に黄緑色の細かい花を群がりつける。雌花と雄花が混生してつき、雄花被は2個、雄しべは2個。 雌花には花被片は3個あり線形。花がすむと成長し、そう果を包む(下写真)。 雌花には、しばしば退化した雄しべが3個見られる。柱頭はブラシ状。 そう果は長さ1.5oの広卵形。やや隆起した褐色の点が散在する。 名前の由来は全体が緑色でみずみずしいことによる。 透明度の高い茎 写真2006.9.4下石黒 種子であろう 写真2011.10.30下石黒 |