アオマムシグサ(マムシグサ) | |
暮らしとの関わり 石黒では、ヒロハテンナンショウは多く見られるがマムシグサには出会わない。 マムシグサはテンナンショウ属植物の中で最も分類の難しい種といわれている。 仏炎包が緑色のものと褐色のものが市街地では見られるので、ここでは緑色のものをアオマムシグサ、褐色のものをマムシグサ分けて見た。しかし、右欄解説に「仏炎苞は緑色〜褐色」とあることから両者を区別することは無意味のことかもしれない。 更に観察を継続したい。御指導をお願いしたい。 〔写真2011.5.5田塚〕 春の頃の全体の姿 写真2011.5.5田塚 付属体と花(下部) 写真2011.5.5田塚 |
解 説 サトイモ科 北海道から本州の林縁や林下に生える。外形の変異は著しい。 偽茎は葉柄や花柄よりも長く、多くは紫褐色の縞模様がある。高さ70㎝に達するものもある。 葉は普通2個、希に1個つき7~17個の小葉を鳥足状につける。小葉の形と大きさは変化に富む。 花期は4~6月。花序は葉より高いものも低いものもある。仏炎包は緑色~褐色で白い条(縞)がある。 仏炎包の口は大きく開くものからほとんど開かないものまである。多くは筒部は舷部より短いが異変が多い。 舷部は狭卵形から広卵形、また、舷部の頭部の形は鋭く尖る。 付属体は細い棒状からコン棒状あるいは頭状で上部が太くなるものから細くなるものなど変異に富む。(以上-マムシグサに同じ) 名前の由来は、仏炎苞が緑色であるから、区別してみた。 球茎 写真2011.5.5田塚 |