ルリシジミ

暮らしとの関わり
 誰にとっても、いつかどこかで見かけたことのあるチョウであろう。
 といっても柏崎刈羽に見られるシジミチョウ科のチョウは18種も及び、その中には似ているものも多い。
 だが、たまたま羽を開いた瞬間に見せた美しい瑠璃色の美しさに驚いたチョウは、このルリシジミであったに違いない。
 裏の白さも捨てたものではない。よく似ているヤマトシジミより純白に近く美しい。
写真上2005.7.12.寄合

           ルリシジミの雄雌
おす めす(老体)
2009.4.18上石黒 2006.9.3下石黒

       クリの花の蜜をすうルリシジミ

写真上2012.7.10.下石黒

    
解 説
シジミチョウ科
 北海道から奄美大島まで分布する。
 開帳2.4〜3.5p。4〜9月に雑木林のまわりや道端、草地などで普通に見られる。
 柏崎では年3回くらいの発生を繰り返す。成虫は色々な花に集るが雄は湿地で吸水したり鳥の糞にもよく飛来する。
 雄ははねの表は明るいリル色、雌ははねの周りが広く黒褐色になっている(左・上写真)
 幼虫は主にマメ科植物とくにフジクララハギなどのつぼみ、花、若い果実などを食べる。
 名前の由来は雄のはねの表面が明るい瑠璃色をしていることによる。(右上写真)