モンキチョウ
暮らしとの関わり
 石黒では5月ごろから見られる。山道などで低いところを飛んでいる姿をたまに見かけるが警戒心の強いチョウですばやく逃げる。
 子どもの頃から家の周りでも稀に見かけたが、すばしこくてとても網を使っても捕れそうもないチョウであった。
 筆者はモンシロチョウより若干大形であるように思い込んで来たが今でもついそう思ってしまう。
 また、石黒ではモンシロチョウとは異なり稀に見かけるチョウであった上にキチョウのように単色ではなく白色と緑色を帯びた翅の色合いにも魅力を感じた。
 石黒では年に何回発生するものであろうか。「柏崎・刈羽のチョウ」によれば、当地では年3〜4回発生するとの記載が見られる。

写真上2005.6.19 落合


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写真上2007.7.28 下石黒
解 説
シロチョウ科
 北海道から小笠原諸島まで分布する。
 寒冷地では年2回、暖地では6回発生する。秋型は翅の表の周りの黒色が少ない。
 体の特徴は中型チョウで開張4.5〜5cm。オスのはねの地色はつねに黄色、メスでは黄色と白色の二通りがある。
 後ばねの真ん中に、どちらのタイプにもだいだい色の模様が左右に一個ずつある。
 タンポポヒメジョンなどの花に集まる。
 幼虫の食草はニセアカシアシロツメクサ、クサフジ、大豆などマメ科の植物。幼虫で越冬。
 名前の由来は黄色くて紋のあることによる。



     斜め正面から

写真上2007.7.28 下石黒

         秋型

写真2016.9.30東港町