米粉貯蔵桶(タテセンの下粉等) 

 昔は、日常の食事でチャノコ(アンブ)やカテメシなどの代用食をとることはごく普通のことであった。
 とくに、チャノコは屑米を石臼で挽いた粉をこねて作るものであり、比較的栄養価も高く腹持ちもよかったため農繁期などに適した食べ物であったといわれている。
 チャノコの素材の粉は冬の間に大石臼で何斗も挽いて寒中に上の写真のような桶にヨコヅツを縦にして突き固めながら詰めて涼しいところに保管して置くと夏まで食べることが出来た。大抵の家には小さな粉入れ桶がありその中に小出ししておいて使った。

資料→チャノコの思い出