許  状  用語の手引
   







松平越中守

越後国

刈羽郡

石黒村

上総国

姉崎町

拠無く

五人組

奥印


安政3年

行暮れ候節

一宿の儀

百姓代

組頭

庄屋

関所

衆中
 

        許状
松平越中守様御領分越後国刈羽郡
上石黒村百姓利兵衛義 今般上総郡姉
埼町迄拠無き要用に付き辰二月八日国元出
立罷り越し申し度候間五人組親類一統畏れながら
奥印願い上げ奉り候 御聞き済まし下され候様偏に願い上げ候
                          以上
  安政三年             越後国刈羽郡上石黒村
                     百姓
    辰二月八日             願い人 利兵衛
                        □□四十七才
                      親類  弥八
                      五人組 重左衛門

前書の通り願い出で候間奥書印形仕り候 この者義
御関所相違なく御通しなされ遊ばされ下さるべく候行暮れ候
節は在町共一宿の儀願い上げ奉り候 依ってくだんの如し
   辰二月八日               右村
                      百姓代 助九郎
                      組頭  卯左衛門
                      庄屋  重左衛門
国々
 御関所御役人衆中様
    在町
     御役人衆中様
読み下し・用語の手引文責 大橋寿一郎