相渡し申す田地引替え証文の事      (田辺重順家文書)

  高辻


増歩


名所→などころ


堀田


※「田七畝十歩九厘」の「」らしき文字は難読文字である。中国の面積の単位には「畝・歩・厘」と厘の単位があるが我が国では使われることはないのではないかと思う。御指導をあおぎたい。


雪しろ水→雪代水


よろい堰
 
 
    相渡申す田地引き替え証文の事
一 田七畝十歩九厘(面) 門出村高辻の内
  外一畝十五歩九厘(面)  増歩

         内
 名所 やなば田数 三枚
  田一畝三歩三厘     甚八方へ相渡し
 名所 ひかげ 田数一枚但しへきり田 
  田一畝三歩三厘     重助方へ相渡し
 名所 むかい田 田数八枚 万右衛門へ相渡し
  田五畝二十歩九厘 
 名所、かぎ畑 田一枚
  田六歩         同人へ相渡し 
   これは、請け所七カ所、せい田山の内にこれある田地
   もっとも、右田廻り万右衛門作畑これありもっとも後年に至り
   田方、堀り添え申し候とも門出より構いなしの候間、万右衛門
   勝手次第に切り添え発田に致さるべく候 
 
  〆て 八畝二十六歩八厘
 右は門出村酉御改め新田当亥春、雪
 しろ水にて名所わこと申す所堰口、ことのほか大
 破つかまつり候につき、右わこ江筋普請の儀、自普請
 にて相かなえ難く、御公儀様へお願い申し上げ候も
 御苦労上げ奉り候えば迷惑至極に存じ奉り元堰
 口より百二十七間、川下同字(あざ)わこと申す所にて、よろい
 堰上げ申し候、もっとも川中両村地境につき川向うはその村
 田地これにより両村庄屋、組頭、長百姓立ち合い見
 分納得の上地面劣り候故、増歩相加え書面

  出入 


自今


納所

諸懸


損地


損耗


永代証文


地屋守※難読であるが「地屋守」のようにも読み取れる。御指導を仰ぎたい。

宮川四郎兵衛
 


 の田地相渡し候上は、この田地に付きいずかたより少しも
 構い、出入り御座なく候、もし何かと申す者御座候はば
 拙者共いずかたまでも罷り出で申しつかませらせ、その村へ少しも
 御苦労かけ申すまじく候、自来以後、この田地
 御支配なされ候、もっとも御納所諸懸かりなど双方
 ご座なくただ今まで持ち来たり候とおり相勤め申すべきこと
一 その村地面、名所ほうずき嶋、田地後年
 に至り満水などにて万一川欠け損地に罷りなり候はばその節
 両村立ち合い、場所相改め御望み場所所々にて引き替え
 田地相渡し申すべく候、その方へ少しも損耗かけ申す
 まじく候、この度、御同領隣村地続きをもって川下へ引き
 下げ堰明けさせくださり候儀、かたじけなく存じ候故は以来少しも
 出入りがましき儀、つかまつりまじく候、後日のため
 永代証文として、よってくだんのごとし
          柏崎 宮川四郎兵衛田地
  宝暦五年亥   引替人地屋守(※?)
             金右衛門
         長百姓 惣左衛門
          組頭 五郎衛門
          同断 勘左衣文
          庄屋 利助

   石黒村
       甚八殿
       重助殿
       万右衛門殿
       角左衛門殿
       由右衛門殿
   長百姓 重左衛門殿
    組頭 利兵衛殿
   組御頭 与三右衛門殿
   御庄屋 友左衛門殿
読み下し文責 大橋寿一郎   2016.7.5