高反別預かり支配小作証文の事 小貫村中村家文書  用語の手引き
   
小作証文


水れ証文





徳米


百八十束刈→約1.8反歩。





諸役


引負い


支配


徳米


入立米


莇平村




















  
    高反別預かり支配小作水入れ証文の事
 一 田高二斗八升
  この反別田百八十束刈 字 百地田の下
              なわしろ田両所
  この入立米一石九斗三升
  内米二斗五升を以って御年貢諸役万事
            村並みに私引き負い相勤め
            申すべく候
  残徳米一石六升八斗宛年々貴殿に
            急度相計るべく候
  右は私貴殿へ質入れ田地書面の通り当丑より
  小作支配仕り候処実正なり然る上は惣入れ立米
  の内二斗五升を(?)を以って右高分極め通り私引き負い
  屹度相勤め残り徳米一石六斗八升ずつ年々
  十月中その方へ持参相計り申すべく候 且つ又
  右田地私小作仕り候内はこの水入証文相用い
  下さるべく候 勿論田地御入用にて引き上げられ
  候節は何時にても少しも異議申す間敷く候
  後日の為請け人連判支配小作証文相渡し
  置き申す所よってくだんのごとし
             田地支配小作人 莇平村
   文政十二年巳二月            清右衛門
                   請け人 吉左衛門
                   同断  角右衛門
       小池村 喜右衛門殿   組頭  七左衛門
           庄左衛門殿   庄屋  源左衛門   
 読み下し・用語の手引き文責 大橋寿一郎