旅先での病人の村送り依頼の文書 北条村文書  用語の手引
 



















北条村


衆中


 
     刈羽郡北条村
       御百姓権蔵弟
            善七病人
 右の者当村へ二月二十七日より
 腫(はれ)病にて歩行成兼ね、よんどころなく
 二十七日より三月十三日まで喰いの
 持ち運び介抱仕り候共歩行
 成兼ね北条村へ罷り帰り度き由
 願い出でよんどころなく送り出し其の御村々
 より人足お世話下され度
 御願い申し上げ候 右村へ滞りなく
 病人送りつけ下され度候段
 願い上げ奉り候
 右願いの通りその御村々
 御役人衆中 御世話
   






会津御預所


小千谷


時水村


組頭


庄屋


時水新田


藪川新田


市ノ宮


新保村


山谷


塚の山


順村

 
 宜しくお取り斗(計)らい下され度候
              以上
 三月十三日
  会津御領所
     魚沼郡小千谷在
       時水村
      組頭
         伝兵衛
      庄屋
         源次郎

   時水新田
   藪川新田
   市ノ宮
      新保村(書き落とし後に書き加えたもの)
   山谷
   塚の山
   北条迄
    但し順村の義よろしく
    お取り斗らい下し置かれたく候
 右村々
  庄屋衆中様