鯣書一札之事   (大島正基文書-柏崎市立図書館所蔵)  用語の手引
 




鯣→するめ 


〇叓→


冬干し→佐渡では12月から2月にかけてとれる真いかを冬いかと呼び、6月から8月にとれる真いかを夏いかと呼びます。 冬いかは、身が厚く、甘味があり一夜干しにするには、最適とされる。冬干とは冬烏賊のことであろう。

→荷物の量の単位

直段→値段

〇把→一
掴み位の束。稲一把


銭1貫文→
銭100文

対談→相談


実証


違変


其元


手金


明治7年


戸長


相川県
 

 
      鯣書一札の?
 一 冬干し烏賊九駄九把  但し一駄百わ入れ
    直段百わに付き八拾八貫五百文 但し 一わ
                二百五□□□り
    代金
    内金?十両 手付受取申し候
    残金儀は品物引替の事
 右は村方対談を以って売り渡し申す所実証也 然る上は
 この後如何様直段違変申す間敷く候 万一其元

 方にて違変これ有り候はば手金倍返しの
 対談御座候 後日の為の役目調印仕り一札
 相渡し申す處依っ て件の如し  玉川村
   明治七年戌二月  戸長 加藤新蔵
      北善五郎殿
      新町屋壮平殿
      酢屋 二平殿
 読み下し・用語の手引文責 大橋寿一郎