差出申す取極め規定書の事 田辺重順家文書  用語の手引
  規定書


草生水油


分一


入会地


切り替え畑


金主


問屋


高辻


対談


替銭


小口記または古記


安政6年


折居村


〇箕輪→
地名見当たらず調べ中


油田村


    差出申す取極め規定書の事
 一 この度御村方地内に草生水油出候地味 相見え
   候故 汲み取り度願い上げ奉り候處 早速御聞き済まし下され然る上は
   双方分一の趣意左の通り

 一 草生水油出で候節は村方へ御上納として一分通り
   差し出す申すべく候取極めの事
   村方入会地または切り替え畑の場所字付きの儀は
   金主より望みの場所を御望みなされ下さるべく取極めの事
          但し問屋(床?)の分は江戸□□金二分宛て
          差出申さず取極めの事
 一 高辻の内は地主対談の上取極め申すべき事
        但し拙者持ち分の内は貴殿お望みの場所
        へ□取極めの事
 一 草生水油出候節は村方へは半値段にて売渡
   申すべき取極めの事
  諸普請その外 人足 縄 材木などに至るまで替銭差支え
  無き様 庄屋方へ前渡し金預かり何両也共その時の
  小口記(または、古記)相改め勘定相払い申すべく取極めの事

 右の通り(の)趣意口々堅く相守り後日に至り彼是
 相争い等致すまじく候 これに依って趣意取極め規定差出し
 申す所よってくだんの如し
   安政六未十一月  一  札主
                折居村
            〃   願人 与五右衛門
            〃   柏崎 茂三郎
            〃   箕輪 久八
            〃   油田村 幸右衛門
    石黒村
     庄屋 田辺重左衛門殿
     組頭 卯左衛門殿
     百姓代 助九郎殿
 


 
読み下し・用語の手引文責 大橋寿一郎