中村治平家文書
 用語の手引
   〇




高懸り  (→高掛り)



〇米懸り→
高懸りに対して年貢金(金納)を意味すると思われる

〇出し分→
負担分



中子→中後集落



庄屋 六郎左衛門→門出村庄屋



〇天保6年
※天保5年貢皆金納願書を幕領三か村が出す。→近世年表(本サイト)
  
    覚

一 拾二貫五百二十五文   高懸り
一 百三十八貫五十二文   米懸り
一 二十貫二百四十文    平均割り
一 五百四十七文      治兵衛
                出し分
一 四百六十四文     中後
              伊之助 
                出し分
 〆て 百七十九貫八百二十八文
   内
   十四貫百七十九文      惣入引き
 残て 百六十五貫六百四十九文 出分
                   

 右は当未御年貢金並びに郡中高掛り
 小歩行諸(賄?)入用平均割賦、書面の通り
 これ有り候間、来る六日迄済まさるべく候 以上
   天保六未年      本村
    十二月朔日      庄屋 六郎左衛門

     板畑ケ村中

   読み下し、用語解説文責 大橋寿一郎