ミヤマガマズミ | |
暮らしとの関わり 子どもの頃から親しみ持った樹木の一つである。 ミヤマガマズミは、ガマズミに比べて果実が大きく果汁も多く美味しかった。今でもよく熟した果実に出会うと無意識のうちに口にしている。 その甘酸っぱい味と香りの中に遠い少年時代の自分を感じることが出来る。→参考写真 〔写真上・右下2004.9.14下石黒 右上2006.7.20板畑〕 花期のミヤマガマズミ 撮影2007.5.16下石黒 幼果 撮影2005.5.19 落合 果実期のミヤマガマズミ 撮影2009.9.14落合 ミヤマガマズミの紅葉 撮影2008.11.13板畑 |
解 説 スイカズラ科 北海道から九州の山地に生える落葉低木。 高さ2〜3m。枝は紫褐色を帯び対生し若い時には長毛がまばらに生えている。 葉は長さ7〜12cm、幅4〜9cmで対生し先は鋭く尾状にとがり縁には鋸歯がある。下面には腺点がある。葉柄の長さは1〜1,5cm。葉の形、大小、毛等には変異が多い〔左写真〕。 5〜6月ごろ一対の葉のある短枝の上に(下写真)散房花序を出して白い小花を密につける。花冠は5深裂、雄しべは長く5個、核果は円形で茎6〜7oで赤く熟す。 ガマズミとの区別は毛が少ないこと、葉脈が整っていること、葉の先が尾状にとがること、果実がガマズミは卵形であること。 名前の由来は深山に生えることによる。 尾状に尖る葉の先 撮影2007.5.23下石黒 花拡大 たわわについた果実 写真 2008.10.15 下石黒 果実 撮影2007.10.5下石黒 冬まで残った果実 撮影2013.12.26畔屋 |