マタタビ

暮らしとの関わり
 マタタビは石黒では自生しているところが限られていているが、昔は、場所によっては群落を成していて「あこの沢は蓋をしたようにマタタビがある」などと言われた。→群生写真
 しかし、現在はそんな場所はない。マタタビは花期に葉が白くなるのでヤブ(藪)の中でもすぐに目につく(写真参照)が、今では希に見られる植物のひとつと言ってよいだろう。
 昔から、薬効ある食べ物として塩漬けにしたり梅漬けの中に入れたりして食べた。
 また、昔は、どこの家でも猫がネズミ対策として飼われていたので、大抵の人は子どもの頃、猫にマタタビを与えて遊んだ記憶があるだろう。
 果実は虫コブになってしまうものも多い。→参照画像
 マタタビに似た植物のサルナシは、少ないが石黒に自生している。
(写真2005.7.17下石黒 右上2005.7.4上石黒 右下2005.9.17下石黒)

参考画像→サルナシとの比較
ビデオ資料→マタタビに反応するネコ


       ミズキにからみ上ったマタタビ

撮影日2006.6.3上石黒

                   開花前

写真 2019.6.18 柏崎市水上

           マタタビと猫

撮影日2009.7.3松美町

          虫えいの内部

撮影日2010.10.6下石黒 政栄

              秋の頃の葉

撮影日2010.11.25下石黒

            黄葉したマタタビ

撮影日2010.11.25下石黒
解 説
マタタビ科
 北海道から九州の山地に自生する雌雄異株のツル性の落葉低木。
 ツル植物ではあるが、巻き付くことは少なくもたれかかるような状態のものが多い。葉は、互生し長さ8〜13p。
 花の咲く時期の7月頃葉の先半分が白くなる。受粉を媒介する昆虫を呼び寄せるためという説がある。 
 雄花
〔上左写真〕雌花〔上右写真〕ともに直径2pほどで梅の花に似ている。 
 果実は先端が細くとがり長さ2〜2.5p。熟すと柿色になる。
(左下写真)時にはマタタビミタマバエが寄生すると虫こぶ状の果実ができる〔下・左・参照写真写真〕。これを生薬のモクテンリョウと称して珍重する。〔参考画像〕
 名前の由来は、強壮の薬効あり衰えた旅人がまた旅ができるなど諸説がある。




         若芽

撮影日2014.5.3下石黒

        若葉

撮影日2013.5.28下石黒

      花期へ つぼみ

写真 2019.6.18 柏崎市水上

  花期の葉色の変化
 写真2011.6.19下石黒

      花から実へ

撮影日2009.6.25下石黒

   マタタビの熟した果実

撮影日2007.9.24下石黒

     虫えい


2010.10.6下石黒 政栄