エゾツリバナ | |
暮らしとの関わり エゾツリバナは、石黒で普通に見られる。とくに城山頂上一帯はエゾツリバナが多い。(2011) 花の時期には、マユミと似ているが花が垂れ下がって咲くので区別できる。 秋には果実が徐々に赤く色づいていく様は美しい。〔右写真〕だが、実なりはよくなく、まばらな結実の木がほとんどである。 エゾツリバナは同科のツリバナの1品種で、母種より葉や果実が大きい。 下の最初の写真は4年前の春、子どもの頃から上ってみたいと思っていた上石黒の「岩屋」の露頭に上る途中で撮ったものである。露頭手前の地形がえぐれていて露頭に上るのは困難と言われていたが、意外と容易にたどり着けた。途中で毎冬の雪崩で、のめったエゾツリバナの木に出会った。枝が引き裂かれもぎ取られ、まさに満身創痍と言いたい姿であった。思わず幹をなでながら「頑張っているなあ」と声をかけた。 (上写真撮影2005.5.30居谷・右上2005.7.11右下2005.8.30板畑) 雪崩に枝をもぎ取られた満身創痍のエゾツリバナ 写真2015.5.1 上石黒岩屋付近 葉の様子 写真2011.6.4寄合 エゾツリバナのつぼみ 写真2009.4.30小岩峠 背景−国道353トンネル石黒側出口 花 期 写真 2007.5.4板畑 写真 2008.5.27 上石黒 写真2019.5.29 板畑 嶽 エゾツリバナの実 写真2005.10.7板畑 エゾツリバナの紅葉 写真2007.10.16大野 |
解 説 ニシキギ科 北海道や本州の日本海側に山地に生える落葉低木。 高さ2〜3m。5〜6月頃、長い花枝の先に緑色を帯びた白色の小花(径6〜7o)をたくさん垂れ下げる(下写真)。 葉は対生し長さ5〜10p、幅2〜5pで秋には紅葉する(左下写真)。 果実は径1pほどの球形で赤く熟すと5つに皮が゛開き赤い種子が現れる。〔下写真〕庭木としても植えられる。 名前の由来はつり下げられたように咲く花の付き方による。 樹皮 写真2011.10.4 落合 エゾツリバナの花 写真2005.5.30居谷 写真 2011.6.4 寄合 幼果 写真2011.10.4.落合 エゾツリバナ種子 写真2006.10.16板畑 冬の枝に残った果実 写真2005.12.2上石黒 |