カケス
暮らしとの関わり
 石黒ではこの鳥を「シャカイブ」と呼んだ。家のまわりでも多く見られる。
 色々な物まねをする鳥として子どもたちにも親しまれた。他の鳥のほかに猫や赤ん坊の泣き声まで上手にまねる。
 羽は様々な色の部分があり、頭には冠羽がある。派手な羽の色から、昔話ではお釈迦様の入滅時にお化粧に手間取り一番遅れて駆けつたため穀物を食べることを許されなかったと言い伝えられた。→石黒の昔話

(写真2005.2.7下石黒)

※参考資料-カケスの物まねの思い出

解 説
カラス科
 大きさはカラスの三分の一くらいの大きさ。
 全体の形はよく見るとカラスに似ている。羽はブドウ色で翼に白と藍との美しい斑がある。尾と目のまわりは黒い。
 他の動物の音声や物音をまねることが巧み。餌は雑食性で木の実の他に野ネズミ、小魚までも食べ、時には他の鳥の雛も捕ることがあると言われる。
 名前の由来は、枯れ枝で巣を作ること(掛け巣)によると言われる。