タカサブロウ(モトタカサブロウ)
 タカサブロウは、以前にページを掲載していたがアメリカタカサブロウと区別が曖昧であったので2012.7に削除した。
 今回新たに作った本頁の個体は、特定して観察して、種子の形、翼があり丸味を帯びていること(下比較写真)、葉の鋸歯の先端が内側に曲がっていることを根拠に同定した。〔参考サイト−日本の野生植物検索表
 しかし、実際には葉の形など変化に富み決定的な判定ができない。
 今後、さらに留意して観察をつづけて更新していきたい。詳しいお方の指導を頂きたい。

 写真2007.10.1 寄合


    波打つ葉と粗い鋸歯と毛

写真2009.9.17下石黒

           茎の短毛

写真2009.9.7下石黒


                種子の比較
 タカサブロウ アメリカタカサブロウ
   
 写真2007.10.17寄合  写真2012.8.23 荒浜海岸


解 説
キク科
 本州以南の道端やあぜ道などによく見られる一年草
 高さ30〜70p。直立まはたは横に倒れた状態で分枝し更にその先が小枝に分かれる。
 葉は対生し長さ3〜10cm、幅、0.5〜25cmでざらつき、やや不規則に葉の面がよじれる。葉の縁には粗い鋸歯と毛が見られる。
 花期は、8〜9月、枝の先に径1
cmほどの白い頭花をつける。雄性の舌状花は白色で細い、中心の管状花は両性で緑白色。
 そう果は熟すにしたがって黒くなる。
 名前の由来は、古名の「タタラビソウ」が転訛したもの、その他、「昔、筆や墨が買えなかった貧しい高三郎という人が、 この草の茎を使って紙に文字を書いた」という逸話によるとの説もある。



   無いといってよい葉柄
写真2009.9.7下石黒

     葉の特徴

写真2009.9.7下石黒