シャク〔コシャク〕 | |
暮らしとの関わり 石黒にも自生していると思われるが未だ出会っていない。 自生していない可能性もあるが、似ているヤブニンジンなど混同視して見逃して来たのかも知れない。 また、本種は、夏には種子散布を終え地上部を枯らし夏眠するライフスタイルなので、出会える期間が短いことも、なかなか出会えない原因であるかも知れない。 いずれにしても、石黒には自生していも個体数は少ないのは確かなことだ 今後留意して観察したい。 参考画像→鯖石川沿いの春のシャク 参考ビデオ→花期のシャクの群生 写真2016.4.30 鯖石川河口付近 4月の頃の様子 写真2015.4.10安政町 つぼみの頃 写真2015.4.10安政町 花冠 写真2012.5.16笠島 群生 写真2012.5.16笠島 海辺の個体 写真2012.5.16笠島 果実期 写真2016.5.30鯖石川河口 葉の全体の様子 写真2012.5.16笠島 葉柄の溝 |
解 説 セリ科 北海道〜九州の半日陰ややや湿地を好んで生える多年草。 茎は直立して高さ1mにも達する。 根は多肉で地中に直下する。晒して粉にすると食用となる。 茎は中空、緑色で無毛、直立して縦の溝がある。まばらに分枝する。 葉は互生し長い柄があり2回3出羽状複葉で小葉は細かく裂けている。 花期は5〜6月。茎の先端に平面の複散形花序を出して多くの小花をつける。花序の柄は5〜6個で総包片はなく、小花柄の長さ3〜4pで7〜10個ある。 個々の花は花弁は5個で外側の1片が他よりも大きい〔上写真〕。雄しべは5個、子房は下位、2本の花柱は外側に曲がる。 果実は細長い円柱形で長さ7〜8o。8月には完熟して黒色に変わり、夏の内に種子散布後、地上部は枯れる。 名前の由来は不明であるが、シシウドのことを本来はシャクと呼んでおり、小形のシャクという意味だとする説がある。 茎の様子 写真2015.4.10安政町 つぼみの花冠 写真2012.5.16笠島 花の様子 写真2012.5.16笠島 葉の鞘状付け根と茎の溝 写真2012.5.16笠島 中空の茎−節あり 写真2016.5.30鯖石川河口 多肉な根 写真2015.4.10安政町 |