シロバナサクラタデ
暮らしとの関わり
 石黒では、シロバナサクラタデは少ない植物の一つである。花は清純で美しいタデだがイヌタデのように目立たない花である。
 雌雄異株で雄花は右上の写真のように8個の雄しべが雌しべよりも長い。
 雌花は2本の雌しべの方が長いのだが未だ雌花は撮影していない。

上写真2007.9.16寄合


            葉のつき方と形

写真2007.9.16寄合

          つぼみから花へ


写真2008.9.19寄合    
解 説
タデ科
 北海道〜九州の湿地に生える多年草
 根茎は地中で長くのび、枝を分けてふえる。
 茎は直立し、高さは30〜100pで、節は紅色を帯びサヤ状の托葉があり、粗い伏し毛がある。(上写真)
 葉は細く先は尖り、長さが1〜2.5p、縁には長毛が並んで生える(左下写真)
 花期は8〜10月。枝先に花序を出し、白色花を多数つける。花序の先は垂れ下がる。花弁はなくガクは5個に深く裂けて花弁のように見える。雌雄異株雌しべが短く花柱は二又となる。雄しべは長く外に出る。
 そう果は卵形で3稜形、またはレンズ形。
 名前の由来はサクラの花に似ていて白いことによる。



        花柱

写真2008.9.19寄合  


     葉裏の腺点

写真2007.9.16寄合

   葉の縁に並んだ毛

写真2007.9.16寄合