センダイハギ
 石黒には、自生はしていない。植栽のものにも出会うことはごく稀である。
 「柏崎・刈羽の山野草」では「海辺の植物」の部に掲載されているので、ここ10年ほど海岸沿いを観察しているが、センダイハギに出会ったことはない。
 筆者の見る限りでは、現在、柏崎市街地の庭などにも稀にしか見かけない植物だ。(※とはいえ栽培が難しいというわけではない、むしろ余りにも繁茂力が強いために敬遠されているのかもしれない)
 そんなわけで、今まで、撮影の機会に恵まれず掲載できなかったが、昨日(2018.5.18)に、元石黒校の体育館下の道路沿いに一株生えているので出会い撮影してきた。

 今後も観察していきたいが、おそらく、結実前に除草剤が散布されるのではないかと危惧している。
 ちなみに、この道路は国道に昇格した元県道であり、現在、付け替え道路の工事が行われている。
今日(2018.5.21)、古文書整理に行く途中の人家の庭の道路沿いに、紫色のセンダイハギが咲いていた。一昨日、センダイハギの頁をアップして、紫色の種もあることを初めて知り一日置いて出会うとは幸運であった。

写真2018.5.18 上石黒


              つぼみの頃
写真2018.5.18 上石黒



解 説
マメ科
 本州北部から北海道に分布する多年草。 海岸の砂浜や草地に生える。
 茎は分枝しないで直立し40〜80p。
 葉は互生し柄のある3出複葉。小葉は倒卵形で先端は鈍形で縁は全縁。上面は無毛であるが裏面は軟毛がありやや白色を帯びる。托葉は1対あり大型の卵形の形をしている。
 花期は5月〜8月。茎の上部に総状花序をつけ黄色の花を互生する。小花の柄は短い卵状の包葉がある。ガクは短く釣り鐘型で先端は5裂する。旗弁は他の花より短い。
 雄しべは10個で同じ長さ。
 豆果は平たい線形で長さ約8p、幅は約7pほど。中に茶色の種子を12〜15個ほど生じる。
 名前の由来は、北国に多いことから、仙台を舞台にした歌舞伎十八番に「先代萩」という下題によるものと伝えられる。



    ムラサキセンダイハギ
写真 2018.5.21長浜町