サンカクイ

暮らしとの関わり
 石黒では休耕田でしばしば見かける。カンガレイと混生していることもある。上の写真は上石黒嶺坂道沿いの用水池で撮った。撮影時にはカンガレイとの区別ができず、そのままカンガレイの画像ファイルに入れておいたものである。
 村の古老の話では、昔は、カンガレイ同様、乾燥してゴザのような敷物を作ったものであるという。
 市街地の休耕田には,そこここに小群生をつくっている様が見られる。
 観察すると花茎の先端に近い所から内側が白色を帯びた苞が伸びていることに気付く、しばらくすると苞の基部から花序枝の新芽が見られる。(下写真左側)

写真2007.7.29上石黒


       小穂の成長過程

写真2012.7.23茨目
   
               花期)

写真2012.7.23茨目

  
  カンガレイとの比較
(左がカンガレイ)

写真2012.7.23茨目

               群生2

写真2010.8.12寄合


解 説
カヤツリグサ科
 日本全国の池や川のほとり湿地、休耕田に生える多年草
 根茎は地中に太く長く横に這う。往々群生する。
 茎は高さ50〜90cmほど。鋭3形(上写真)で幅2〜7mm。下部の茎は円形に近い。
 葉は変形して2〜3個の葉鞘となり茎の下部を包む。葉鞘の先端に2〜10cmの葉身がある。
 花期は7〜9月。花茎の先に長さが不同の花序枝を数個出して先端に茶褐色の楕円形の小穂を2〜5個ほどつける。
 は1個で3稜形で茎に続いて直立する。
 小穂の鱗片はカワラ状に並んで卵形先は尖り褐色で中脈は緑色を帯る(下写真)
 そう果は鱗片内にあって3〜6個の棘状花被片をともなって広倒卵形で半球状。
 名前の由来は茎の断面が三角形であることによる。



      葉鞘と葉身

写真2012.7.23茨目

     小穂の鱗片

写真2012.7.23茨目

        花粉

撮影2012.7.23