ニガナ
 石黒では、ハナニガナは普通に見かけるがニガナは稀にしか見られない。
 筆者が子どもの頃、飼いウサギの餌取りが毎日の仕事であったが、最も簡単に取れたのがニガナであったように記憶する。しかし、それがニガナであったか、変種のハナニガナであったかは分からない。
 現在(2014)では、石黒を含めて柏崎地区ではニガナは稀で、ハナニガナが圧倒的に多い。
 
写真2007.10.1 寄合

               花期

写真2011.6.3 寄合

              花期後期
写真2011.6.25 下石黒

             根と根生葉
写真2011.5.20 上石黒


解 説
キク科
 日本全土のいたるところの山野や道端に生える多年草
 草の高さは10〜40cmほどで直立してまばらに分枝する。
 根出葉は変化に富み、粗い鋸歯、または様々な形の切れ込みが見られる〔下写真〕。茎葉は茎を抱く。
 花期は5〜7月。頭花は、やく1.5cm。舌状花は5〜7個。〔※舌状花が7〜11個ほどのもは亜種シロバナニガナの黄色花の品種ハナニガナ〕色は黄色。
 そう果につく冠毛は汚白色。
単為生殖をする。
 名前の由来は傷つけると白い乳液が出てそれが苦いことによる。



   変異の多い根生葉

写真2009.4.17 下石黒

      花のつくり
写真2011.6.3 寄合