ミズヒキ
暮らしとの関わり
 石黒ではキンミズヒキのことを「ネコノシラミ」と呼んだがミズヒキをどう呼んだかは分からない。
 花は小さく草やぶに咲くため目立たず方言の呼び名も持たなかったのではなかろうか。
 しかし、花は小さいが眼を近づけてよく見るとなかなか美しい。熨斗(のし)などに懸ける紅白の水引が名前の由来と伝えられるが、確かに上が赤、下が白の4弁の花だ。
 茶花に用いられるといわれる。ただし、細かな花が落下しやすい。 
 今日〔2009.9.14〕落合集落入口でみたミズヒキに昆虫の卵がついていた。多年草とはいえ冬は枯れてしまう草だ。いったいどんな昆虫なのか興味をもった。右下写真

(写真2004.10.13落合)


       ミズヒキ若芽

写真2009.4.24下石黒

            V字形紋様

写真2009.4.29下石黒

           花の蜜を吸う蜂

写真2015.9.2下石黒
               草姿

写真2009.10.15下石黒

             茎の虫えい

 写真2009.10.15 下石黒

解 説
タデ科
 日本全土の草むらなどに生える多年草。茎のは高さ30〜70pで長い毛がある。節はふくれて茎の質は硬い。根は堅い木質の塊茎である。
 葉は互生し長さ7〜12pで幼葉には褐色のV字形紋があるものが見受けられる(左写真)
葉は薄くやや硬く両面に毛がある(下写真)
 花は、夏から秋にかけて数本の長いムチ状長穂を出してまばらにつける。花は4枚のガク弁からなり上半分が赤く、下半分が白い。(上右下写真)オシベは5個、子房は卵形で頂に花柱が長く出ている。 (写真下)
 そう果は卵形レンズ状にふくらみ宿存ガクにつつまれている。長さ2.5oほど(下写真)
 和名の由来は細くて長い花穂を祝儀封筒や進物にかける水引にたとえたものと言われる。



    子房より長い花柱

写真2005.9.16落合

     草の両面の毛

写真2009.4.29下石黒

        そう果

写真2009.10.13上石黒

      昆虫の卵
写真2009.9.14 落合