青苧高・石高等比較一覧表

   石黒 岡野町  栃ケ原   折居 野田   山室
 青苧高  3石9斗1升 2石4斗   2石9斗5升  2石3斗3升  4石5斗3升  1石8斗3升
 石高  115石9斗  530石7斗  122石8斗
 175石7斗5升  1,112石2斗4升  833石7斗
 戸数  129 132   100  155  148  173
 人口  570  721  700  724  824 841 
 1戸当たりの石高  8斗9升  4石2升 1石2斗2升  1石1斗3升   7石5斗1升 5石1斗8升 
時代-西暦  1778  1815  1804  1683  1871  1754
 考察
 各村のデータは時代が異なり安易に比較はできないが、同程度の戸数の村の青苧高・石高を一覧表にしてみた。
(柏崎市史・高柳町史に掲載されたデータの他に探したが見当たらず市史、町史のものをそのまま記載した)
 上の表によれば、次の事柄が読み取れよう。
①青苧高は、石黒は突出して多いといえる。
②それに比べて、石高は最も少ない。その分、縮布による収入が生活のために必要であったといえる。
③試みに、石高を戸数で割って1戸当たりの石高を算出してみると、石黒が最も少なく1石足らずで、最も多い野田の7分の1にも満たない。これは、ほとんど平地のない石黒と広大な平地をもつ野田の地形的な条件によるこというまでもないがこうして数値で比べてみると改めて驚く。
(文責-編集会 大橋寿一郎)